予測市場ポリマーケット賭け手、記者に殺害予告|イラン戦争で

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ポリマーケットの賭け手による記者への脅迫を示すサイバー空間の画像

暗号資産予測市場ポリマーケットの参加者が、イランのミサイル攻撃を報じた記者に殺害予告を行った。

タイムズ・オブ・イスラエルは10日、同社の記者が暗号資産(仮想通貨)予測市場の参加者から殺害予告を受けたと明かした。

巨額の賭け金と報道への圧力

2026年3月10日、イランの弾道ミサイルがイスラエルのベイト・シェメシュ近郊に着弾した。爆発は起きたものの、住宅から約500メートル離れた開けた森林地帯であったため、幸いにも負傷者は出なかった。

タイムズ・オブ・イスラエルのエマニュエル・ファビアン記者は、軍や救助隊から提供された情報と現場の映像に基づき、この事実を正確に報じた。

この報道の直後、仮想通貨予測市場Polymarketの参加者から記者に対して激しい抗議が殺到した。

Polymarketは、ブロックチェーン技術を活用したイベント予測プラットホームだ。

同プラットフォームでは、「3月10日にイランがイスラエルを攻撃するか」というテーマの賭けが行われており、総額1,400万ドル以上の資金が投じられていた。

この予測市場のルールでは、迎撃されなかったドローンやミサイルがイスラエル領土に着弾した場合のみ「はい」と判定される。

「いいえ」に賭けていた参加者たちは、自身の巨額の損失を免れるため、報道内容を「ミサイルが着弾した」から「迎撃ミサイルの破片が落下した」に変更するよう記者に執拗な圧力をかけた。

エスカレートする脅迫と運営の対応

報道内容の変更を求める圧力は次第にエスカレートし、記者やその家族の個人情報をインターネット上に公開する悪質な嫌がらせに発展した。

一部の参加者は、SNSやメッセージアプリを通じて「想像を絶するダメージをもたらすぞ」といった直接的な殺害予告を送りつけた。

さらに、仲介者を通じた賄賂の提示や、偽の弁護士を装った電話による脅迫も行われた。

ある参加者は、この賭けによって90万ドルもの損失を出したと主張している。

ファビアン記者は、イスラエル国防軍の公式情報と矛盾するとして、記事の修正を断固として拒否。現在、記者は警察に被害届を提出しており、イスラエル警察が本格的な捜査を進めている。

所属元のタイムズ・オブ・イスラエルも、自社の記者を全面的に支持する姿勢を表明した。

ポリマーケットの運営側は、今回の脅迫行為を重大な規約違反として強く非難している。関与したアカウントを即座に停止し、捜査当局にユーザー情報を提供する方針を示した。

この事件は、巨額の資金が動く予測市場が、紛争下における正確なジャーナリズムに不当な影響を与える危険性を浮き彫りにしている。

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CryptoDnesニュースディレクター
2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。
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