アントグループ、香港でANTCOIN商標出願|仮想通貨事業へ

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香港の夜景を背景に、ブロックチェーンを構築するデジタルな蟻のイラスト

中国金融アントグループが香港でANTCOINなど仮想通貨関連の商標を出願。将来の事業拡大に向けた準備とブランド保護が目的。

中国のインターネット金融大手アントグループは27日、香港でANTCOINを含む一連の商標を出願していたことが明らかになった。

同社は、香港の知的財産局に暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術に関連する複数の商標を出願。

将来の関連事業拡大に向けた準備段階の可能性がある。

報道によると、ANTCOINの商標出願は6月に行われ、現在承認待ちの状態だという。

出願された商標は、オンライン決済、電子ウォレット、外国為替サービスに加え、ステーブルコインおよびデジタルトークンの発行と移転といった広範なサービスを対象としている。

戦略的なブランド保護か事業拡大か

アントグループの主な目的は、不正なトークン使用から自社の利益を守るための戦略的なブランド保護にあるとみられる。

しかし、これは将来の仮想通貨やブロックチェーン関連事業の展開に備え、知的財産権を確保する広範な戦略の一環とも考えられる。

今回の商標出願は、中国政府が10月にアントグループを含むハイテク企業に対し、香港でのステーブルコイン関連の取り組みを一時停止するよう指示したとされる時期よりも前に行われている。

規制下でも進むブロックチェーン展開

アントグループは、仮想通貨投資で戦略的な動きを続けている。

同社は7月、サークル社と提携し、Alipay+ネットワーク内でUSDCベースの国際送金を試験的に導入。

これは市場で最大のシェアを誇るテザー(USDT)に対抗する動きとしても注目される。

また、9月には子会社のアント・デジタル・テクノロジーズが、エネルギー資産をトークン化するためのブロックチェーン基盤を公表した。

これにより、80億ドル相当のインフラがオンチェーンシステムに接続された。

世界的に見ると、日本が円に連動するステーブルコインのJPYCを開始し、米ノースダコタ州が州公認のステーブルコインを立ち上げるなど、機関投資家の関心は高まっている。

アントグループは中国本土の厳しい規制にもかかわらず、将来の市場機会を見据え、香港で戦略的に布石を打っている。

商標出願は承認待ちであり、複雑な規制環境下での準備段階と言える。

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CryptoDnes日本語版ライター。2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。
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