Visa、AIエージェント向け自律決済ツール発表|仮想通貨も対応

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VisaのAIエージェント向け自律決済ツールを象徴する画像

Visa Crypto Labsは、AIエージェントが人間の介入なしに仮想通貨やカード決済を自律的に行えるツール「Visa CLI」を発表した。

Visaの暗号資産(仮想通貨)部門は18日、AIエージェントが自律的に決済を行えるコマンドラインツール「Visa CLI」を公開した。

Visa CLIは、APIキーの入力や人間の介入を必要とせず、仮想通貨やクレジットカードでの支払いをシームレスに行うことができる。

AIエージェントの自律的な決済を実現

同ツールは現在、初の実験的なリリースとして、クローズドベータ版で提供されている。

利用を希望する開発者は、GitHubの認証を通じてアクセスを申請する仕組みだ。このツールを導入すると、AIエージェントやボットは外部サービスの利用料金を自律的に支払うことが可能になる。

具体的には、画像生成や音楽生成のAPI、市場データなどの有料情報フィードへのアクセスが想定されている。

コマンドラインインターフェースは、テキストベースで操作されるため、AIシステムとの親和性が非常に高い。

Visa Crypto LabsはこれをAI向けに最適化し、複雑な設定なしで決済を開始できるようにした。セキュリティ面でも独自の工夫が施されている。

従来の決済統合で一般的だったAPIキーの管理を廃止し、安全なトークン化と証明書ベースの認証を採用した。

ターミナルレベルでの多要素認証や詳細な実行ログの記録を組み合わせることで、不正アクセスのリスクを低減している。

拡大するAIフィンテック市場

今回の開発の背景には、急速に成長するAIフィンテック市場の存在がある。

同市場の規模は、2030年までに610億ドルを突破すると予測されている。現実世界で自律型エージェントが機能するためには、機械同士が直接金融取引を行う仕組みが不可欠だ。

Visaの実験的な取り組みは、欧州連合(EU)のAI法や米財務省のガイドラインなど、進化する規制の枠組みに対応する狙いもある。

Visaのカイ・シェフィールド暗号資産部門責任者は、この新しい決済の形を「コマンドラインコマース」と表現している。人間がウェブ画面を操作して買い物をする時代から、AIエージェントが自律的に取引を行う時代への移行を見据えた概念だ。

Visa CLIは、事前の口座設定や認証情報を不要にし、AIが必要なときに即座にサービスを購入できる環境を提供する。

分散型金融における自動取引ボットの統合や、商品の配達確認と同時にAIが支払いを行うサプライチェーンの自動化などが挙げられる。

また、AIシステムが計算リソースを自律的に購入する研究開発の分野でも活用が見込まれる。

競合他社も同様の技術開発を進めており、自律型AIを中心とした新しい経済圏の構築に向けた競争が激化している。

このような技術の進展は、将来的にビットコインなどの普及をさらに後押しする可能性がある。

また、AIが自律的にイーサリアムのスマートコントラクトを実行する事例も増えていくだろう。

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CryptoDnesニュースディレクター
2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。
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