ドナルド・トランプ大統領の公式ミームコイン「Official Trump(TRUMP)」は19日、大規模なトークンアンロックによる強い売り圧力を受けたにもかからず、8%上昇した。
今回の価格上昇は、前日の18日に実施されたトークンアンロック直後に発生。アンロックにより、総供給量の20%にあたる4000万TRUMP(約3億2000万ドル)が市場に放出された。
通常、大規模なトークン放出が供給増加を背景に価格下落圧力となるが、TRUMPは逆に上昇した。
しかしながら、TRUMPの価格は過去最高値から88%以上下落しており、投資家は約20億ドルの損失を抱えている。
TRUMPのミームコイン市場への流通供給量は、全体の20%に留まっている。利用可能なコインが少ない状況(流動性の低さ)は、トークンアンロックの影響を大きくする。
さらに、19日から毎日TRUMPがアンロックされる仕組みが始まり、これが2028年まで続く見込みだ。この仕組みは、TRUMPがインフレ性質を持つことを示す。
継続的な供給増加が長期的な価格安定性や投資家心理に悪影響を及ぼす可能性が懸念される。
また、常に供給が減少する設計の他の暗号資産(仮想通貨)とは対照的な仕組みであり、今後の投資判断に影響を与える可能性がある。
このような供給増加と流動性の課題は、一部のミームコインが直面する現実だ。一方、仮想通貨市場全体を見ると、話題性だけでなく技術革新や独自の価値提案を追求するプロジェクトも次々と登場している。
中でも注目されるのは、先進的なAI技術とミーム文化を融合させた新たな仮想通貨だ。例えば、「MIND of Pepe (MIND)」はその代表例として注目されている。
このプロジェクトは、仮想通貨界隈で広く知られるカエルのぺぺ(Pepe the Frog)をマスコットとし、自己学習能力を持つAIエージェントを中核に据えている。
MINDのAIは、X(旧Twitter)などのプラットフォームと自律的に対話する。さらに、コミュニティと連携しながら市場トレンドの分析と洞察を提供する。
また、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で稼働し、分散型アプリケーション(dApps)やブロックチェーン技術の恩恵を最大限に活用する設計である。
最近の動向として、MINDは現在実施中のプレセールにおいて、総額800万ドル以上を調達。革新的なAI機能と新たなトークン創出の可能性が大きな関心を呼んでいる。
さらに、CoinsultやSolidProofなどの信頼性の高い企業によるセキュリティ監査も完了し、プロジェクトの透明性と安全性が評価されている。
MIND of Pepeは、ミームの親しみやすさとAIという最先端技術を組み合わせた設計である。これにより、投資家は市場動向の予測やリアルタイム分析などの実用的な価値を享受できる。
また、保有者はAIが生成した独自の洞察へのアクセス権を得るとともに、ステーキングによる受動的な収益機会も得られる。
このAIを活用した市場エンゲージメント強化のアプローチは、将来的にミームコインの新たな可能性を示すとして注目される。
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