ETHは25年末に7500ドル到達か|スタンダードチャータード予測
スタンダードチャータードのアナリストは、ETH年末価格を7500ドルと予測。イーサリアムの今後はステーキング利回りや規制動向が鍵に。
大手金融グループであるスタンダードチャータードのジェフリー・ケンドリック氏は27日、イーサリアム(ETH)が現在の水準では割安であるとの見解を改めて表明した。
同氏は2025年末の価格目標を7500ドル、2028年までには2万5000ドルに達するとの予測を維持している。
機関投資家の買いが支える強気見通し
イーサリアムは2025年8月24日に史上最高値となる4955ドルを記録したが、ケンドリック氏はこの水準でもまだ潜在的な価値に対して過小評価されていると主張。
同氏は、イーサリアム自体と、バランスシート上でイーサリアムを保有するイーサリアム財務企業の両方が、魅力的な価格帯にあると分析している。
イーサリアム財務企業には、iGaming企業のシャープリンク・ゲーミングや、暗号資産(仮想通貨)マイニング企業のビットマインなどが含まれる。
これらの企業は、イーサリアムの約3%のステーキング利回りから恩恵を受けることができる。ケンドリック氏は、最近の2日間の市場の売りが、購入を検討する者にとって絶好のエントリーポイントを生み出したと指摘した。
イーサリアムの今後と評価の根拠
この強気な見通しの背景には、機関投資家によるイーサリアム資産の大規模な蓄積がある。
2025年6月以降、財務資産としてイーサリアムを保有する企業が流通量の2.6%を購入し、イーサリアム現物ETFがさらに2.3%を追加した。
これにより、わずか3ヶ月足らずで総流通量の4.9%が吸収されたことになる。
この機関投資家による購入ペースは、ビットコインが2024年第4四半期に記録した最速の取得ペース(2%)の2倍以上だ。
さらに、シャープリンクなどの主要なイーサリアム財務企業の純資産価値倍率は、ステーキング利回りの優位性にもかかわらず低下している。
シャープリンクが発表した自社株買いプログラムは、評価の下支えとして機能するとアナリストは見ている。
テクニカル分析の観点からも、投資調査会社Fundstratのマーク・ニュートン氏はイーサリアムが4300ドル付近で底を打っており、5400ドルに向けて上昇する可能性があると指摘。
良好なリスク・リワードを裏付けている。
ステーキング利回りと規制動向が追い風に
ケンドリック氏は、イーサリアム財務企業が最終的にイーサリアムの総流通量の最大10%を保有する可能性があると予測しており、ビットマインだけでも5%の保有を目指している。
同氏は、ステーキング利回りの利点から、これらの企業が米国の現物ETFよりも強力な選択肢となると強調する。
レポートでは、GENIUS法の可決の可能性といった、短期的な価格目標を超える潜在的な触媒にも言及した。
全ステーブルコインの半数以上がイーサリアムネットワーク上で稼働しているため、この法律が可決されればステーブルコインの採用が加速し、イーサリアムに大きな恩恵がもたらされる可能性がある。
テクニカル指標は、イーサリアムが4067ドル付近に重要なサポートラインを持つ強い上昇トレンドを維持していることを示唆している。
機関投資家の購入圧力、ステーキング報酬、規制の進展、そしてテクニカルな位置づけの組み合わせが、ケンドリック氏の継続的な強気見通しの包括的な根拠を形成している。

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