ブテリン氏、イーサリアム保有企業に警告|過剰レバレッジとは

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イーサリアムのロゴが結晶化し、未来的なグリッチエフェクトがかかっている様子

イーサリアムのブテリン共同創設者は、企業のETH準備資産保有を評価しつつ、過剰レバレッジがリスクをもたらす可能性を警告した。

イーサリアム(ETH)のヴィタリック・ブテリン共同創設者は7日、企業によるイーサリアムの準備資産保有は価値があるとしつつも、過剰なレバレッジがエコシステムにリスクをもたらす可能性について警告した

企業のETH保有、拡大する影響力

ビットコイン(BTC)に続き、イーサリアムを企業の準備資産として組み入れる動きが活発化している。

この流れは、ストラテジー社が主導したビットコインの企業保有戦略に触発されたものだ。

BitMine Immersion Technologies社やシャープリンク・ゲーミング社といった上場企業が積極的にイーサリアムの保有を進めている。

データプラットフォームStrategicETHReserve.xyzによると、これらの企業が保有するイーサリアムの総額は、117億7000万ドルから120億ドルに達する。

この規模は、イーサリアムの総供給量の1.6%以上に相当し、米国で承認された現物イーサリアムETFの保有量に匹敵する。

この戦略は、伝統的な株式市場を通じて投資家が間接的にイーサリアムにアクセスする手段を提供する。

こうした機関投資家からの需要の高まりも一因となり、イーサリアムの価格は2025年に入ってから160%以上高騰した。

4月には約1470ドルだった価格は、8月上旬には約3870ドルまで上昇している。

ブテリン氏の警告、過剰レバレッジは諸刃の剣

ブテリン氏はポッドキャスト番組Banklessに出演し、企業のイーサリアム保有がもたらす影響について見解を述べた。

同氏は、企業が準備資産としてイーサリアムを保有することで、仮想通貨を直接保有できない投資家のアクセスが向上する点を評価している。

この動きは、イーサリアムが主流の金融資産として正当性を獲得する上で重要な役割を果たすと、同氏はみている。

しかし、その一方で過剰なレバレッジを用いた保有戦略には強い懸念を示した。

ブテリン氏は、こうした戦略が過剰なレバレッジゲームに変質した場合、市場が下落した際に強制的な清算が連鎖し、イーサリアムのエコシステム全体を不安定にする恐れがあると警告する。

これは、過去に過剰な負債が引き金となった仮想通貨市場の崩壊を想起させる。

3年後、レバレッジを効かせた準備資産が引き起こした危機によって目を覚ますという仮説シナリオを提示し、システミックリスクへの警戒を促した。

アナリストも同様に、持続的な成長のためには、過去のサイクルの教訓を活かし、レバレッジの落とし穴を避けることが不可欠だと指摘している。

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CryptoDnes日本語版ニュースライター。ブロックチェーン技術から最新の市場洞察まで、専門知識を基に正確な記事を執筆。初心者向け解説から専門家向けコラムまで幅広く対応。
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