Abraxas Capital、ソラナなど複数の仮想通貨空売りで巨額損失

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仮想通貨の空売り失敗で損失が拡大する様子を象徴する、砕け散るクリスタルの熊

投資会社Abraxas Capitalがソラナなど複数の仮想通貨を空売りし、約281億円の未実現損失を計上。上昇トレンドが損失を拡大させている。

投資会社のAbraxas Capitalは10日、複数の暗号資産(仮想通貨)の空売りで約1億9000万ドルの未実現損失を抱えていることが明らかになった

ブロックチェーン分析プラットフォームのLookonchainによると、同社は2つの口座で複数の仮想通貨を空売りしている。

空売りしている資産には、イーサリアム(ETH)、ビットコイン(BTC)、ソラナ(SOL)、ハイパーリキッド(HYPE)、スイ(SUI)などが含まれる。

この戦略は、保有する現物資産に対するヘッジ目的とみられるが、市場の強い上昇トレンドにより裏目に出た形だ。

高リスク戦略の危険性、ソラナとハイパーリキッド

Abraxas Capitalの空売りポートフォリオには、確立された仮想通貨だけでなく、極めて投機的な資産も含まれており、同社の高いリスク許容度を浮き彫りにしている。

ビットコインやイーサリアムのような主要通貨の空売りは市場センチメントを反映する一方、ソラナやハイパーリキッドのような資産を含めたことは戦略のリスクを著しく高めた。

ソラナは、主にネットワークの取引手数料やステーキングの支払いに利用される。

Abraxas Capitalが空売りした資産の一つであるSOLは、市場の上昇トレンドと相まって価格が大きく上昇し、同社の損失拡大の一因となった。

また、ハイパーリキッドは価格が急騰しやすい高ボラティリティ資産に分類され、空売りは特に危険視される。

市場観測筋は、このような投機的トークンの空売りを火遊びに例え、ファンダメンタルズから乖離した価格変動の可能性を指摘している。

もし同社がこれらの空売りポジションの買戻しを始めれば、ショートスクイーズを引き起こし、対象資産の価格上昇をさらに加速させる。

この事例は、積極的な空売り戦略が市場の動向と逆行した場合、大きな金融リスクをもたらすという教訓を示している。

特に、複数のリスクを持つ資産を組み合わせることで、そのリスクはさらに高まる。

市場の逆風と損失拡大の背景

損失額は7月17日時点の1億3100万ドルから大幅に増加しており、同社の弱気な見通しに対する市場環境の悪化を示している。

特にビットコインの空売りポジションだけで、損失総額のうち1億4400万ドルを占めている。

Abraxas Capitalの損失拡大には、複数の市場要因が複合的に影響している。

最大の要因は、機関投資家による現物ETFへの資金流入が続く、広範な仮想通貨市場の上昇トレンドだ。

この動きが同社の弱気なポジションを直撃した。

テクニカル分析では、イーサリアムが4200ドル、ビットコインが7万ドル付近の主要な抵抗線に直面している。

これらの価格帯を突破した場合、空売りポジションへの圧力はさらに高まると見込まれている。

オンチェーンデータはETH・BTCペアの取引量増加を示しており、機関投資家のヘッジ活動が資産間の相関を強め、価格変動を増幅させている。

また、デリバティブ市場では過去1週間で空売りポジションの清算が20%以上急増した。

これにより、清算が価格を押し上げ、さらなる清算を誘発するという悪循環が生まれている。

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CryptoDnes日本語版ニュースライター。ブロックチェーン技術から最新の市場洞察まで、専門知識を基に正確な記事を執筆。初心者向け解説から専門家向けコラムまで幅広く対応。
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