ビットコイン、2033年に100万ドル到達予測|鍵は「レイヤー2」に?
バーンスタインが2033年にビットコイン100万ドル予測を維持。到達には実用性向上が不可欠との見方も。関連レイヤー2が浮上。
米資産運用大手アライアンス・バーンスタインが、ビットコイン(BTC)の強気予測を改めて示した。
2033年までに100万ドル到達との見通しを維持しつつ、従来の4年周期が崩れ、ETF主導の長期上昇サイクルへ移行したと分析。
一方で、この野心的な目標達成には「実用性の壁」を超える必要があるとの指摘も。
その鍵を握るとされるレイヤー2技術に注目が集まっている。
4年周期の終焉、ETFが新たな価格形成要因に
ヴァンエックのマシュー・シゲルリサーチ責任者は8日、バーンスタインの最新レポート内容をX上で共有した。
Bernstein: "In view of recent market correction, we believe, the Bitcoin cycle has broken the 4-year pattern (cycle peaking every 4 years) and is now in an elongated bull-cycle with more sticky institutional buying offsetting any retail panic selling.
Despite a ~30% Bitcoin…— matthew sigel, recovering CFA (@matthew_sigel) December 8, 2025
レポートによると、2026年に15万ドル、2027年に20万ドルでサイクルがピークを迎えるとの見方を示した。
当初は2025年末のBTC価格を20万ドルと予測していたが、1〜2年後ろ倒しとなっている。
特に注目すべきは、直近の約30%という大幅な価格調整局面でも、ビットコインETFからの資金流出が5%未満にとどまった点だ。
バーンスタインのアナリストは「機関投資家による粘着性のある買いが、個人投資家のパニック売りを相殺している」と分析する。
従来のビットコイン市場では、半減期を起点とした4年周期で価格が上下動を繰り返してきた。
しかし同社は、2024年1月に承認された米国スポットETFの登場により、この伝統的なパターンが崩れたと指摘。
より長期的で安定した上昇サイクルに移行したとの見解を示している。
ビットコインは10月に過去最高値12万6000ドル付近を記録した後、8万〜9万ドル台での推移が続く。
バーンスタインはETF需要と供給制約という構造的な強気要因は健在とし、到達点は変わらないものの上昇ペースは緩やかになると見込んでいる。
ビットコインは今後、保有から活用へと移行か
しかし、100万ドル到達には課題も残る。
現状のビットコインは圧倒的に「保有」される資産であり、「使用」される機会は限定的だ。
処理速度は10分に1ブロック、手数料も高止まりしており、決済やDeFiでの活用は進んでいない。
バーンスタインの予測が実現するには、BTCが実際の経済活動で循環する必要があるとの見方も根強い。
この課題解決の切り札として浮上しているのが、レイヤー2技術である。
ビットコインの安全性を維持しながら、処理能力を大幅に向上させるソリューションだ。
2920万ドル調達、注目のレイヤー2「Bitcoin Hyper」
現在開発が進むBitcoin Hyper(HYPER)は、ソラナ仮想マシン(SVM)を採用した高速レイヤー2プロジェクトとして注目を集めている。
仕組みはまずBTCを基盤層の専用アドレスにロックする。
スマートコントラクトがブロックヘッダーと取引証明を検証し、対応するラップドBTCがレイヤー2上で発行される。
これにより、BTCを売却せずDeFi、ゲーム、NFTなど多様なアプリケーションで活用可能になる。
毎秒数千件のトランザクション処理が可能で、手数料もほぼゼロに近い水準を目指す。
ビットコインの基盤層で最終決済を行うため、セキュリティも担保される設計だ。
仮想通貨プレセールでの調達額は2920万ドルを突破した。
現在価格は0.0134ドルで、次の価格ステージまで残り約39時間となっている。
HYPERトークンはネットワーク上のガス代支払いに使用され、エコシステム拡大に伴う需要増加が期待される。
バーンスタインが描く100万ドルへの道筋において、レイヤー2技術がビットコインの経済活動を活性化させる触媒となるか。
市場参加者の関心が高まっている。
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