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アンバー、36億円超の資金調達|XRPやSUIなどを準備金に追加

05.07.2025 13:05 1 分で読了 友也 葉月
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アンバー、36億円超の資金調達|XRPやSUIなどを準備金に追加

機関投資家向け仮想通貨サービスを手がけるアンバーは、36億円超の資金調達を完了。準備金を拡大しBNB、XRP、SUIも対象にする。

機関投資家向け暗号資産(仮想通貨)金融サービスを手がけるアンバー・インターナショナルは3日、2550万ドルの私募増資を完了したとを明らかにした

この資金は、同社が設立した1億ドル規模のクリプト・エコシステム準備金の拡充に充てられる。

この準備金は、ブロックチェーン技術の革新とエコシステムの連携支援を目的として2025年初頭に設立されたものだ。

準備金の対象を拡大し多様化を推進

今回の資金調達を受け、新たにバイナンスコイン(BNB)、リップル(XRP)、スイ(SUI)も購入対象に加える。

当初、準備金の対象はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)に限定されていた。

この戦略的拡大は、主要なブロックチェーンエコシステムへの分散を図るものだ。

特定のエコシステムへの過度な集中を避け、市場の変動リスクを低減する狙いがある。

準備金は、支援対象のブロックチェーン上で画期的なプロジェクトに資金を提供し、機関投資家向けのサービスを拡充するための戦略的な資産プールとして機能する。

RWAとAgentFiに注力、機関投資家の信頼を獲得

準備金は主に、RWAとAgentFiの分野を対象とする。

伝統的な金融とWeb3インフラを繋ぎ、市場アクセスやソリューションといった機関投資家向けサービスの強化を目指している。

今回の私募には、著名な投資企業であるパンテラ・キャピタルやCMAGファンズ、マイル・グリーンなどが参加した。

大手投資家の参加は、アンバーの戦略に対する市場の信頼と、同社が目指すWeb3金融インフラへの期待を裏付けるものとなった。

資金調達は、米国預託株式1単位あたり10.45ドルで実施された。

これは6月25日から27日までのナスダック市場での平均株価に5%の割引を適用した価格であり、株主価値の希薄化を抑えつつ、準備金拡大に必要な資本を確保した形だ。

アンバーは準備金の拡充と並行し、米国や東南アジアでの機関投資家向けサービスの拡大も計画している。

このような大手企業の動きは、主要な仮想通貨だけでなく、市場全体の信頼性を高める。

Cryptodnesライター。ブロックチェーン技術から最新のDeFi、NFTトレンドまで、専門知識を基に正確かつ魅力的な記事を執筆。初心者向け解説から専門家向けコラムまで幅広く対応。

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