キャッシュアップがUSDC決済導入、ETHなど4チェーン対応
米決済アプリのキャッシュアップが、約6000万人のユーザーに向けてUSDCを利用した決済・送金機能の提供を開始した。
米Blockが運営するモバイル決済アプリのCash Appは27日、約6000万人のユーザーに向けてステーブルコインを利用した決済機能の提供を開始した。
日常決済にステーブルコインを統合
同アプリは、サークルが発行するステーブルコインUSDCを決済インフラとして採用した。
初日は全体の約25パーセントにあたる1500万人に機能を公開している。週末までにすべての米国ユーザーへ対象を広げる計画だ。
ユーザーが外部からUSDCを受け取ると、アプリ内では即座に米ドル残高として変換される仕組みだ。逆に、アプリ内の米ドルをUSDCとして外部ウォレットへ送ることもできる。
対応するブロックチェーンは、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ポリゴン(POL)、Arbitrum(ARB)の4種類を採用した。利用者は仮想通貨特有の複雑な操作を意識することなく、低コストで迅速な送金ネットワークを活用できる。
同社はこれまでも、ビットコイン(BTC)などの決済ネットワークを一般の消費者に普及させる戦略を進めてきた。
今回のUSDC統合もそのロードマップの一環として位置づけられている。
普及に向けた送金枠と今後の展望
新機能の利用には本人確認が必須となっており、消費者向けの決済用途に特化した制限が設けられている。1日あたりの送金上限は2,000ドル、1週間で5,000ドルに設定された。
また、受け取りの上限は週1万ドルとなっている。
現在はニューヨーク州など一部の地域が対象外となっているものの、法令遵守を重視する姿勢がうかがえる。
さらに、同社は当面の間、USDCの送金手数料を免除する方針を打ち出した。従来の個人間送金サービスに対抗し、ブロックチェーンを利用した決済のコスト競争力を高める狙いがある。
誤ったアドレスや未対応のネットワークに送金した場合、資金を取り戻すことはできないという注意喚起も行われている。利便性が向上する一方で、ブロックチェーン特有の自己責任の原則も適用されている形だ。


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