アバランチ関連企業がナスダック上場、AVAX戦略強化へ
アバランチ・トレジャリーは、SPAC合併を経てナスダック市場への上場を果たした。仮想通貨AVAXエコシステム全体への資本配分推進。
アバランチ・トレジャリーは11日、特別買収目的会社との合併を完了しナスダック市場に上場した。
企業価値1080億円規模でナスダックへ
アバランチ・トレジャリーは、マウンテン・レイク・アクイジションとの事業統合を無事に完了した。同社の株式は、ティッカーシンボル「AVAT」としてナスダック市場で取引が開始されている。
この合併手続きを経て、同社の企業価値は6億7500万ドル以上と高く評価された。
今回の取引構造には、約4億6000万ドルに上る財務資産の拠出が組み込まれている。
さらに、アバランチ財団から2億ドル相当のアバランチ(AVAX)が割引価格で提供された。
同社は、単にアルトコインAVAXを貸借対照表に保有するだけの企業ではない。インフラストラクチャやアプリケーションなど、ネットワークのバリューチェーン全体に資本を配分する事業会社として機能する。
機関投資家に対して、規制された株式市場を通じて仮想通貨エコシステムへの安全なアクセスを提供していく。ブロックチェーン技術の普及が進む中、上場企業としての透明性を活かして事業を展開する構えだ。
市場の反応と長期的な成長戦略
上場当日の仮想通貨市場全体を取り巻く環境は厳しく、逆風の中での船出となった。
アバランチの価格は数年来の安値圏で推移しており、アバランチ・トレジャリーの株価も取引開始直後に基準価格から約30から40%の急落を記録している。
これは、変動の激しいトークン市場に対する投資家の強いリスク警戒感を如実に反映している。
しかし、同社は目先の価格変動にとらわれない長期的な成長戦略を明確に掲げている。経営トップには、伝統的な金融機関で豊富な実績を持つバート・スミス氏が就任した。
同氏はアバランチ財団の長期的な目標と緊密に連携し、エコシステム全体の持続的な拡大を強力に支援する体制を構築している。
今後の事業展開として、時間をかけて10億ドル以上のアバランチを取得する大規模な計画も予定されている。
証券口座を通じて取引可能な株式という形態をとることで、これまで仮想通貨に直接触れてこなかった新たな層を開拓する。


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