イーサリアムL2のLinea、エアドロップ対象者確認ツールを公開
イーサリアムL2のLineaはトークンローンチに先駆け、エアドロップ対象確認ツールを公開。74万超のウォレットに93.6億LINEAを配布する。
イーサリアム(ETH)レイヤー2ネットワークのLineaは3日、トークン生成イベントに先立ち、エアドロップ対象者を確認できるツールを公開した。
トークン生成は2025年9月10日に予定されており、同日にLINEAトークンが正式にリリースされる。
エアドロップでは、トークン総供給量の9%にあたる約93億6000万LINEAが、2025年7月のスナップショットに基づき、約75万のウォレットに配布される。
対象は主にLineaリネアのインセンティブキャンペーンであるLinea Voyage(LXP)とLinea Surge(LXP-L)の参加者で、LXP参加者には活動に応じたボーナスも付与される仕組みだ。
トークンの請求期間は9月10日から12月9日までの90日間で、未請求分はエコシステムファンドに還元される予定だ。
Five weeks ago, Ethereum celebrated 10 years of zero downtime. Next week, LINEA becomes the most significant token to enter the ecosystem since ETH itself.
The eligibility checker is now live ahead of the September 10 TGE.
Check yours at https://t.co/GDV3kRe0Kf pic.twitter.com/emB8WlqCNF
— Linea.eth (@LineaBuild) September 3, 2025
リネアのトークノミクスと市場の反応
Lineaのトークノミクスは、暗号資産(仮想通貨)コミュニティで大きな議論を巻き起こしている。特に注目されているのは、約720億という総供給量の多さで、他のプロジェクトと比べて桁違いだ。
7月29日に公開された公式情報では、この供給量がイーサリアムの初期流通量の約1000倍に相当すると説明されている。
トークン全体の85%はエコシステム向けに割り振られており、そのうち10%が初期ユーザーと開発者に配布される。一方、残りの75%はリネアコンソーシアムが管理する、10年間にわたる長期ファンドに組み込まれる予定だ。
同コンソーシアムにはConsenSys、Eigen Labs、ENSなどの主要組織が参加しており、今後の開発やガバナンスにおいて中心的な役割を担うことになる。
こうした配分方針に対しては、「供給過多がインフレを引き起こすのではないか」といった懸念も広がっており、トークン経済の健全性をめぐる意見が分かれている。
なお、ベンチャーキャピタルや開発チーム、中央集権型取引所への割り当ては、今回のエアドロップの対象外であると公式に明言された。
イーサリアム10周年という節目の年にローンチされるこのプロジェクトは、ただの新規トークン発行にとどまらず、今後の市場動向にも大きな影響を与えそうだ。
エアドロップ請求プロセスと今後の展望
エアドロップの請求プロセスはリネア協会が管理しており、ユーザーは新たに公開された確認ツールで資格を確認したうえで、90日以内にトークンを申請する必要がある。
LXP-L参加者への報酬は、貢献度に応じて配布される仕組みだ。
コミュニティの反応は概ね前向きだが、具体的な配分ルールが示されていない点については、懸念の声も少なくない。中でも、過去の参加履歴がどのように評価されたのかをめぐり、議論が継続中だ。
Lineaは今回のエアドロップに加え、ネットワーク上にイーサリアムを活用した利回りメカニズムの導入や、エコシステム開発ファンドの設立も予定。これにより、長期的な成長を支える基盤づくりが進められている。
また、詐欺防止のため、トークン請求は公式チャネルを通じて行うようユーザーに注意を呼びかけている。
なお、配布対象となる93億6000万LINEAは、近年の仮想通貨エアドロップの中でも最大級の規模にあたる。

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