UAEがマイニングで約6700BTCを蓄積、未実現利益は530億円超に

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UAEの都市シルエットから巨大なビットコインへエネルギーが注がれる様子

UAEは産業規模のマイニング事業を通じて約6,782BTCを蓄積し、約3億4400万ドルの未実現利益を得ている。

アラブ首長国連邦(UAE)は19日、産業規模のマイニング事業を通じて大規模なビットコイン準備金を構築した。

国家主導のマイニング事業と長期保有戦略

UAEはアブダビ王室に関連する企業を通じて、大規模な暗号資産(仮想通貨)のマイニング事業を展開している。

シタデル・マイニング社が中心となり、マラソン・デジタル社やゼロ・ツー社と提携して施設を運営している。この事業は2022年3月に始まり、現在では1日あたり約4.2ビットコイン(BTC)を生産する規模に成長した。

オンチェーンデータ分析の結果、UAEは約6,782ビットコインを保有していることが判明した。これは現在の価値で約4億5360万ドル(約703億8000万円)に相当する。生産コストを差し引いた未実現利益は、約3億4400万ドル(約533億2000万円)に上ると推定されている。

豊富な低コストエネルギーを活用することで、市場が低迷する時期でも収益性を維持できる強みがある。

注目すべきは、UAEが採掘したビットコインを市場で売却せず、長期的に保有する戦略をとっている点だ。過去4ヶ月間、大規模な資金流出は確認されていない。

法執行機関による押収で仮想通貨を取得する他の国家とは異なり、自国のインフラを活用して計画的に資産を蓄積している。

機関の参入拡大と仮想通貨ハブとしての展望

マイニング事業にとどまらず、UAEでは機関による仮想通貨市場への参入も加速している。

アブダビの政府系ファンドであるムバダラ投資会社は最近、ビットコイン現物ETFの保有量を45%増加させた。その結果、同社の保有額は約6億3000万ドル(約976億5000万円)に達している。

規制された金融商品としてのビットコインに対する信頼が、政府系ファンドのエコシステム内でも高まっていることがうかがえる。

市場全体に目を向けると、取引所からのビットコイン引き出しが相次いでおり、供給量の減少が続いている。

2月上旬以降、3万6000ビットコイン以上が取引所から移動された。現在、ビットコインは約6万6450ドル(約1029万9750円)付近で取引されており、UAEの戦略は市場の動向と合致している。

UAEの取り組みは、ドバイやアブダビを世界的なブロックチェーンの中心地にするという国家戦略の一環だ。

明確な規制枠組みとインフラ整備を進めることで、関連企業の誘致を図っている。国家レベルでの仮想通貨の受け入れが進む中、中東地域における市場の発展がさらに期待される。

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CryptoDnes日本語版専属ニュースライター。国内外の暗号資産ニュース、プロジェクト解説、投資動向などを専門に執筆している。
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