CF Benchmarks、ビットコイン価格は2035年に142万ドルと試算
クラーケン子会社が資本市場モデルでBTCの2035年価格を試算。基本シナリオで142万ドル、金市場の3分の1獲得が条件。
暗号資産(仮想通貨)の指標を提供するCF Benchmarksは18日、資本市場モデルを用いたビットコイン(BTC)の将来価格に関するレポートを公表した。
クラーケンの子会社である同社のアナリストらが作成したこのレポートは、ビットコインの将来価値について詳細な分析を行っている。
金の時価総額シェアが鍵
基本シナリオでは、2035年までに1ビットコインが142万ドルに達すると試算した。
この予測価格は、レポート作成時点の価格である約8万8000ドルと比較して、約1500%の上昇を意味する。
同社は、ビットコインが今後10年間で投機的な資産から、より安定した機関投資家向けの資産クラスへと進化すると結論付けている。
この強気な予測が実現するためには、ビットコインが価値の保存手段として広く定着する必要がある。
レポートによると、ビットコインが金の時価総額の約3分の1に相当するシェアを獲得することが、価格上昇の主要な条件となる。分析モデルでは、基本シナリオ以外にも複数の可能性が提示された。
より強気なシナリオでは、価格が295万ドルに達する可能性がある一方、弱気なシナリオでは63万7000ドルに留まると予測されている。
注目すべきは、弱気シナリオであっても現在の価格水準を大きく上回っている点だ。この場合、ビットコインは金の時価総額の約16%に相当する規模になると想定されている。
アナリストは、ビットコインの投資プロファイルが非対称なリターンを提供し、伝統的な資産クラスとは根本的に異なると評価した。
機関投資家の参入と市場の成熟
価格上昇を牽引する主な要因として、機関投資家による市場参加の拡大が挙げられている。
レポートは、機関投資家の関与が深まるにつれて、ビットコインの価格変動は低下し続けるだろうと指摘した。
市場の流動性が高まり、デリバティブ市場が成熟することで、2035年までにボラティリティは約28%まで低下すると予測されている。
これにより、ビットコインはより安定した資産としての地位を確立する見通しだ。
また、ビットコインは法定通貨の価値低下に対する懸念と結びついているため、株式や債券といった伝統的な資産クラスとの相関が低いままであると予想される。
この特性は、ポートフォリオの分散効果を高める要因となる。
レポートでは、ポートフォリオの2%から5%をビットコインに割り当てるだけでも、長期的なリスク調整後リターンが改善されると分析している。
これは投資家にとって好ましいリスクとリターンの関係を生み出すという。
今回の予測は、アーク・インベストのキャシー・ウッド氏やストラテジー社のマイケル・セイラー氏など、業界の著名人による長期的な見通しとも方向性が一致している。
規制の明確化や現物ETFの普及といった環境の変化も、こうした成長シナリオを後押しするだろう。こうした動きは、イーサリアムをはじめとする他の暗号資産市場にも波及する可能性がある。


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