ビットコイン採掘難易度が大幅低下、中国規制以来の下げ幅

CryptoDnesでは一部でアフィリエイト広告を利用しています。これらは運営費に充当されますが、記事内容には影響しません。

記事の詳細
凍てつく暗いデジタル空間で、採掘難易度を表す巨大な六角柱の壁が崩れ落ち、その前に輝くビットコインロゴが立っている様子

ビットコインの採掘難易度が11%低下し、2021年以来の大幅な調整となった。米国の寒波や価格低迷によるマイナーの撤退が主な要因だ。

ビットコイン(BTC)のネットワークは7日、採掘難易度の大幅な引き下げを実施した。

記録的な難易度の低下

今回の調整で難易度は11.16%低下し、125.86T(トリリオン)となった。これは2021年7月の中国による暗号資産(仮想通貨)マイニング禁止令以来、最大の下げ幅である。開発者のモノノート氏によると、ビットコイン史上10番目に大きなマイナス調整だという。

ブロック生成時間が平均11.4分まで遅延していたため、システムが自動的に難易度を引き下げた形だ。通常、ビットコインのブロックは約10分に1回のペースで生成されるよう設計されている。生成に時間がかかりすぎる場合、難易度を下げることで正常なペースに戻そうとする仕組みが働く。

米国の寒波と価格低迷が要因

背景には主に2つの要因がある。1つ目は1月下旬に米国を襲った冬の嵐「ファーン」の影響だ。電力不足により多くのマイニング施設が稼働停止を余儀なくされ、ネットワーク全体の約40%に相当するハッシュレートが一時的に消失した。

2つ目はビットコイン価格の下落だ。2025年10月の最高値である12万6000ドル(約1978万円)から、一時6万ドル(約942万円)付近まで45%以上急落した。この価格低迷により、採算が取れなくなったマイナーが機器を停止したと見られる。

マイナーの収益性と今後の見通し

現在の市場環境はマイナーにとって厳しい状況が続いている。1ビットコインを採掘するための平均コストは約8万7000ドル(約1365万円)とされる一方、市場価格は6万9000ドル(約1083万円)前後で推移しているからだ。多くの事業者が赤字での操業を強いられている計算になる。

一部の大手企業は、AIや高性能コンピューティング分野への転換を進め始めている。次回の難易度調整は2月19日に予定されており、さらに10%程度の低下が予測されている。難易度が下がれば採掘コストも下がるため、生き残ったマイナーにとっては収益改善の機会となる可能性がある。

この記事、どう感じた?
シェアする
CryptoDnesアナリスト
CryptoDnes日本語版暗号資産アナリスト。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインからアルトコイン、RWAに至るまで、多様な分野での投資経験を積む。25年よりCryptoDneに参画。
CryptoDnesアナリスト
129 件の記事 2025 以降
comment-icon コメント
コメントを追加

必要な項目を入力して公開する