Bitcoin Hyper、仮想通貨プレセールで400万ドル調達

ビットコインの仮想通貨プレセールのBitcoin Hyperが400万ドルを調達。次世代の成長株として注目。

ビットコインのレイヤー2プロジェクトであるBitcoin Hyperは22日、進行中のプレセールで400万ドルを調達した。

暗号資産（仮想通貨）市場ではイーサリアム（ETH）が最高値に迫り、リップル（XRP）も新記録を更新するなど、いわゆるアルトコインシーズンへの期待が高まっている。

市場の心理状態を示すFear and Greed Indexは71を記録しており、市場参加者の楽観的な見方を反映している。

このような状況下で、Bitcoin Hyper（HYPER）はビットコイン（BTC）のスケーラビリティと速度を向上させる初のレイヤー2チェーンとして、新たな選択肢として浮上している。

米国の規制明確化が仮想通貨プレセールに追い風

仮想通貨市場の環境は急速に変化しており、規制の明確化がこれまで以上に重視されている。

米国では、ステーブルコインを対象とした初の包括的な国家法案Genius Actが議員によって承認された。

この新法は、ステーブルコインを発行する銀行や金融機関に厳格な指針を定め、保有者保護の仕組みも盛り込んでいる。

同時に、デジタル資産が証券と商品のどちらに分類されるかを明確にする市場構造案Clarity Actも強力な支持を得た。

この法整備の動きは、仮想通貨がより広い層に受け入れられる可能性を示す。

Blockchain Associationのサマー・メルシンガーCEOは、この進展を米国のデジタル資産政策の進化における決定的な瞬間と評価した。

このニュースが報じられると、ビットコインの価格は一時5%近く上昇し、12万998ドルに達した。市場全体に新たな信頼感が広がったことを物語っている。

ビットコインが12万ドルを超えて史上最高値を更新したことは、仮想通貨が投機的な対象から成熟したマクロ経済資産へと移行しつつあることを示す。

ドナルド・トランプ大統領による仮想通貨への新たな支持や、明確な規制を求める動きもこの勢いを後押ししている。

また、トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ（TMTG）は、約20億ドル相当のビットコインと関連証券を購入したことを明らかにした。

さらに、約3億ドルをビットコイン関連証券のオプションに充当し、今後も購入を継続する方針だ。

この戦略は、TMTGの財務の自由を確保し、金融機関からの差別を防ぐものだと説明。同社の株価は急伸した。

しかし、ビットコインの時価総額は2兆4000億ドルと巨大であり、爆発的な価格上昇の余地は限られている。そのため、投資家は成長性の高い代替プロジェクトへと関心を移している。

Bitcoin Hyperの仮想通貨プレセール詳細

Bitcoin Hyperは、ビットコイン初となるレイヤー2スケーリングソリューションを構築し、高速かつ低コストの取引を実現することを目指す。

現在進行中のプレセールでは、推定400万ドルを調達し、1日平均約10万ドルのペースで資金が集まっている。

このプロトコルは、ビットコインエコシステムの長年の課題であったスケーラビリティ問題に取り組むとホワイトペーパーに記載されている。

Canonical Bridgeを通じて、利用者は指定されたアドレスにBTCを預け入れることで、Bitcoin Hyperのレイヤー2機能を利用できる。

これにより、ほぼ瞬時の取引と低い手数料が実現し、ビットコインのレイヤー1への迅速な引き出しも可能になる。

イーサリアムの価格が上昇すると、そのレイヤー2エコシステムに資金が流入する傾向が見られる。Bitcoin Hyperは、ビットコインにおいても同様の機会を提供するものとして期待されている。

ビットコインが最高値に近づくにつれて、決済やDeFi、ミームコイン、分散型アプリケーション（dApps）など、その機能性を拡張するプロジェクトへの関心が高まっている。

仮想通貨プレセールへの参加は公式サイトから可能で、ETH、USDT、BNBなどの仮想通貨やクレジットカードで購入できる。

Bitcoin Hyperの公式サイトを見る

上園絵理香

ブロックチェーンと仮想通貨の動向を深く掘り下げ、初心者にも分かりやすい解説を心がける専門ライター。国内外の市場分析、技術トレンド、規制動向に関する記事を多数執筆。元大手金融機関のアナリストとして培った知識と経験を活かし、信頼性の高い情報を提供。