ビットコイン低迷の陰で新アルトコイン誕生｜上場後14％急騰

ビットコインが低迷する中、ソラナ基盤の新興アルトコインSolaxy（SOLX）が登場。上場後24時間で14％超の急騰を記録した。

ビットコイン（BTC）は25日、過去24時間で1.5%上昇し、10万7000ドル付近の価格帯で推移している。

暗号資産（仮想通貨）市場全体を見ると、時価総額は約3兆4100億ドル、過去24時間でほぼ横ばいの動きとなっている。ただし、長期的に見れば、仮想通貨市場全体の時価総額は過去3カ月で約5000億ドル増加している。

恐怖・強欲指数は65付近にあり、パニック売りよりも押し目買いを支える心理状態がうかがえる。

一方、イスラエルとイランの紛争や、レバレッジをかけたポジションの12億ドルにのぼる清算が、一時市場に混乱をもたらした。

このような短期的変動にもかかわらず、機関投資家による仮想通貨支持は依然として厚い。米国拠点のETFは過去2週間で純流入を維持し、ブラックロック社のiシェアーズ・ビットコイン・トラストは運用資産額が700億ドルを突破した。

ビットコインは支持線を試す展開

ビットコインは現在、支持線となる10万4000ドルに近い価格帯で取引されている。日足チャートは次の大きな動きを決定づける保ち合い局面を示している。

テクニカル分析では重要な転換点にある。だが、5月以降は高値が切り下がるパターン（11万2000ドル、11万ドル、10万8000ドル）が続き、全体として中立から弱気と見られる。

トレンドの強さを示す平均方向性指数は16ポイントでトレンドなし領域に留まり、明確な方向性がない保ち合いを示唆する。相対力指数は45で中立域にあり、トレーダーは次の展開を見極めようとしている。

他の主要な仮想通貨にも、この膠着状態の影響が及ぶ可能性がある。 一方で、50日および200日指数平滑移動平均線は、短期線が長期線を上回るゴールデンクロスを維持し、長期的な強気構造を支えている。

注目すべき主要なテクニカル水準は以下の通りだ。

• 直近の抵抗線：10万6500ドル
• 主要な抵抗線：10万8800ドル～11万ドル
• 重要な支持線：10万ドル

さらに、時価総額第2位のイーサリアム（ETH）の動向も、市場全体の方向性を占う重要な指標となるだろう。

ソラナ基盤の新興アルトコインSolaxy上場

ビットコインが方向性を模索する中、市場関心は特定の課題を解決する新興アルトコインへと向かっている。

特に、高い処理能力で知られるソラナ（SOL）の混雑問題に対処する初のレイヤー2ソリューションとして登場したSolaxy（SOLX）が市場関係者の注目を集めている。

Solaxyは、ソラナのメインネット上でトランザクション処理の効率化を図り、高速化と手数料の削減を目指すプロジェクトだ。

ホワイトペーパーによれば、Solaxyが採用するトランザクション・バンドリング機構は、ミームコインの取引やDeFiでの大量トランザクションに対応できるよう設計されている。

実際、先行トークン販売では5800万ドルの資金調達に成功しており、Solaxyに対する市場の高い期待と信頼の証と言える。

最近のトークン生成イベントを経たSOLXは、RaydiumやUniswap V3といった主要な分散型取引所に上場した。

これにより流動性とアクセス性が向上し、価格は過去24時間で14％を超える上昇を記録。現在の24時間取引高は475万ドルを超え、取引活動が活発であることが示される。

また、Solaxyは初期支援者にステーキング報酬を提供する仕組みを導入し、長期保有のインセンティブを強化している。

ソラナエコシステムの次なる成長のカギを握る有望なレイヤー2プロジェクトとして、Solaxyの今後に注目が集まっている。

Solaxy公式サイト｜X（旧Twitter）｜Telegram

Maiko Harimoto

仮想通貨市場のトレンドを正確に捉え、ビットコインをはじめとする主要銘柄の動向を継続的に追っています。Web3.0領域に特化したコンテンツ制作に長年携わり、専門的なテーマでも読者にとってわかりやすく、有益な情報をお届けします。