エイダコイン、柴犬コイン下落｜新しい仮想通貨に注目集まる

仮想通貨市場は下落傾向が続いている。エイダコイン(ADA)と柴犬コイン(SHIB)、新しい仮想通貨のSolaxy(SOLX)の今後について解説する。

暗号資産（仮想通貨）全体の時価総額は24日、地政学的な懸念と需要の低下を背景に、1週間で約-2.08%安を記録し、約3.36兆ドルで推移している。

ビットコイン（BTC）は史上最高値への回復に苦戦しており、多くの銘柄はさらに大幅な下落を見せている。

本記事では、エイダコイン（ADA）、柴犬コイン（SHIB）の価格予測を行う。

また、現在注目の新しい仮想通貨のSolaxy（SOLX）についても併せて解説する。

エイダコイン

エイダコインは今年、強い下降トレンドにある。

昨年12月の1.3270ドルから現在は0.55ドルまで下落した。直近では7日間連続で価格が下がり、4月以来の安値水準で推移している。

日足チャートでは、50日移動平均線と200日移動平均線が交差するデスクロスパターンを形成した。

このパターンは、テクニカル分析において最も弱気な兆候の一つとされる。

エイダコインの価格は、6日の最安値であった0.6182ドルの主要な支持線を下回った。

多くのオシレーターも今月に入り下落を続けており、下降トレンドが勢いを増していることを示している。

この動きはイーサリアム（ETH）をはじめとする、広範な市場で見られる弱気な傾向を反映している。

そのため、売り手が2月3日と4月7日の最安値である0.5150ドルの支持線を目標とし、下落は続くとみられる。

この価格は、下降三角形パターンの下辺にあたる。

この水準を下回ると、0.4535ドルの支持線までさらに下落する可能性がある。

一方、0.6182ドルの抵抗線を上回れば、この弱気な見通しは無効となる。

柴犬コイン

ミーム銘柄市場で絶大な人気を誇ったSHIBは、現在、価格の下落が加速している。

SHIBは、DEXであるShibaSwapを基盤とし、独自のレイヤー2ソリューションであるShibariumの導入によってエコシステムの拡大を目指してきた。

その供給量の多さと熱狂的なコミュニティが特徴で、ドージコイン（DOGE）キラーとして注目を集めたが、ここ数カ月はその輝きを失いつつある。

昨年12月の高値である0.00003342ドルから、現在では0.00001080ドルまで急落し、4月9日以来の最安値付近で推移している。

最近の価格動向では、50日および200日移動平均線を割り込み、テクニカル分析上でも明確な下降トレンドを示している。

また、今年の最安値である0.00001030ドルも視野に入っており、平均方向性指数の上昇は、この下降トレンドの勢いが強いことを示唆している。

最も可能性の高いシナリオとして、売り方が次の支持線である0.00001030ドルを目指し、下落が続くと考えられる。

この水準をさらに下回るようであれば、SHIBはより深い下値を探ることになる。

SHIBがかつての勢いを取り戻すには、市場全体の回復に加え、Shibariumエコシステムの具体的な進展が不可欠となる。

Solaxy

苦戦を強いられる仮想通貨市場の中、独自の技術と明確なビジョンで大きな注目を集めている新しい仮想通貨がSolaxyだ。

Solaxyは、ソラナ（SOL）エコシステム上で開発されたLayer2ブロックチェーンだ。

ホワイトペーパーによると、新しい仮想通貨のSolaxyは、ソラナが抱えるネットワーク混雑や取引コストといった課題を解決することを目指している。

その期待感は先行トークン販売の結果にも表れており、弱気相場にもかかわらず、5800万ドル以上という驚異的な資金調達に成功した。

これは、2025年における最大規模の先行トークン販売セールの一つだ。

さらに、プロジェクトチームは総供給量の40%にあたる550億SOLXトークンをバーンしたことを発表した。

この供給量削減は、トークンの希少価値を高め、新しい仮想通貨への将来的な価格上昇の強い期待につながっている。

Coinsultによるセキュリティ監査も完了しており、プロジェクトの信頼性を裏付けている。

今後は、主要な中央集権型・分散型取引所への上場が計画されており、流動性と認知度の向上が見込まれる。

市場全体が停滞する中で、確かな技術基盤と強い市場の支持を背景に持つSolaxyは、今後の仮想通貨市場で大きな存在感を示す可能性を秘めている。

Solaxyのような画期的な新しい仮想通貨のプロジェクトは、これからの仮想通貨業界の発展を牽引することが期待される。

Solaxy公式サイト｜X（旧Twitter）｜Telegram

葉月 友也

Cryptodnesライター。ブロックチェーン技術から最新のDeFi、NFTトレンドまで、専門知識を基に正確かつ魅力的な記事を執筆。初心者向け解説から専門家向けコラムまで幅広く対応。