バイナンスとバイビットから、ステーブルコイン23億ドル流出

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バイナンスとバイビットから多額の資金が流出するイメージ

バイナンスとバイビットから、過去30日間で23億ドル以上のステーブルコインが流出した。

オンチェーンデータ分析企業は20日、大手仮想通貨取引所から過去30日間で多額のステーブルコインが流出したと報告した。

取引所から流出するステーブルコインの背景

データ分析企業のCryptoQuant(クリプトクアント)によると、Binance(バイナンス)とBybit(バイビット)から資金が減少している

過去30日間で合計23億ドル(約3,726億円)以上のステーブルコインが純流出した。内訳はバイナンスが約15億5,000万ドル(約2,511億円)、バイビットが約7億8,600万ドル(約1,273億円)だ。

取引所のステーブルコイン準備金は、年間を通じて減少傾向にある。流出額が流入額を継続的に上回る状況が続いている。

ステーブルコインは暗号資産(仮想通貨)市場における購買力として機能するため、残高の減少は流動性の低下を意味する。

特にビットコイン(BTC)の取引において、この流動性低下は大きな影響を与えている。市場に新たな資金が流入せず、ステーブルコインの準備金が縮小している。

売り圧力を吸収する力が弱まり、ビットコインの価格上昇を妨げる要因となっている状況だ。さらに、市場全体の活力が失われることで、アルトコインシーズンの到来が遅れる可能性も指摘されている。

バイナンスとバイビットは、取引所が保有するステーブルコインの大部分を占めている。バイナンスが約68%、バイビットが約6〜7%を管理している。

これら2つの取引所からの大規模な資金流出は、仮想通貨市場全体にとって重要な変化だ。

欧州の規制強化とユーザーの動向

この大規模な資金流出の主な要因として、欧州連合(EU)の新たな規制が挙げられる。7月1日に暗号資産市場規則(MiCA)が施行され、ステーブルコインに対する規制が強化された。

バイナンスはMiCAの承認を得ておらず、EU圏内のユーザーに対して資金移動を促す対応をとった。バイナンスのリチャード・テンCEOは、EUユーザーの動向について言及している。

引き出された資金の約70%が、規制対象外の自己管理型ウォレットに移動したと述べた。認可を受けた取引所などの規制対象機関へ移動した資金は、わずか約30%にとどまった。

ユーザーは中央集権型の取引所から、自己管理型ウォレットや分散型金融(DeFi)プラットフォームへ資金を移している。オンチェーンで利回りを得られるサービスへの移行が進んでいる。

取引所の目に見える準備金からステーブルコインが姿を消す結果となった。バイナンスでは、テザー(USDT)の制限に伴いUSDコイン(USDC)の利用が一時的に増加した。

しかし、USDCの準備金も30日間で約21%減少し、約46億ドル(約7,452億円)まで落ち込んだ。欧州の規制変化が、取引所からの資金流出を加速させる大きな原動力となっている。

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CryptoDnesライター・編集者。2021年頃からビットコインに触れ、イーサリアムやNFTへの投資を開始。自身のブログを運営しながら、暗号資産(仮想通貨)の知識を学ぶ。最新テクノロジーや仮想通貨の大手メディアで、記事を多数執筆。専門は仮想通貨、WEB3、NFTなど。
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