12月のアルトコイン市場に追い風|コインベース強気の見通し
コインベースは流動性改善を背景に12月のアルトコイン市場が回復に向かう可能性を指摘し、重要指標ラッセル2000にも注目している。
米大手取引所コインベースの機関投資家部門は6日、12月の暗号資産(仮想通貨)市場が回復基調に向かうとの見通しを示した。
同部門のリサーチチームによれば、市場の流動性が改善していることが回復の主要因として挙げられる。
また、連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切る可能性が過去最高水準に達している点も指摘された。
FRBは1日に量的引き締めを終了しており、マクロ環境は徐々に追い風が強まっている。
12月の市場回復が期待される背景
コインベースは、昨今懸念されるAIバブルにも言及した。
同社はAIバブルが崩壊したわけではなく、依然として拡大余地が残されていると評価。これも仮想通貨市場が持ち直す要因の一つになるとしている。
さらに、現在の市場環境では米ドルの売りポジションが優位にあるとの見方も示された。
同社は以前のレポートで独自のM2指数を基に、11月の調整と12月の反転を予測していた。
今回の発表はその見立てと一致しており、市場の勢いが再び強まる可能性が高まっている。
It’s beginning to look a lot like a recovery.
We think crypto could be poised for a December recovery as liquidity improves, Fed cut odds jump to 92% (as of Dec 4), and macro tailwinds build.
Here’s why:
• Liquidity is recovering
• The supposed “AI bubble” hasn’t burst… pic.twitter.com/CpbfijdKWQ— Coinbase Institutional 🛡️ (@CoinbaseInsto) December 5, 2025
アルトコイン上昇を示唆する重要シグナル
市場回復の見通しが強まる中、著名アナリストであるアッシュ・クリプト氏も強気の姿勢を示している。
同氏はX(旧Twitter)で、米国の小型株指数ラッセル2000に注目すべきだと指摘した。
この指数はアルトコインシーズンの到来を示す最も重要な指標とされ、現在は新たな史上最高値の更新に向けて推移している。
ラッセル2000とアルトコイン時価総額は、どちらも2021年11月にピークを形成した。これは前回サイクルの天井であり、その後2022年から2023年にかけて長い弱気相場が続いた。
現在、この指数は当時の高値という重要なレジスタンスを再び試している状況だ。クリプト氏は、この水準を突破すれば2026年に向けて大規模な強気相場が始まると分析している。
過去のデータを振り返ると、ラッセル2000はいわば米国版アルトコイン市場とも呼べる存在で、仮想通貨アルトコインと高い連動性を見せてきた。
そのため指数が上抜ければ、イーサリアム(ETH)をはじめとする主要アルトコインも追随して上昇する可能性が高い。
同氏はさらに、直近の急落によって市場が恐怖状態に入り、過度なレバレッジが解消された点にも触れた。これは上昇相場が放物線的に加速する際に理想的な環境である。
今後数週間のアルトコイン動向を占ううえで、市場参加者はラッセル2000の値動きを重視する必要があるだろう。
次世代型L2が示すBTCエコシステム拡張の可能性
市場全体が回復に向かい、アルトコインシーズンの兆しが強まる中、投資家の関心は主要通貨だけに留まらず、新たな技術的アプローチを持つプロジェクトへと広がっている。
その中心的テーマの一つが、ビットコイン(BTC)エコシステムの強化だ。とりわけトランザクション処理能力の改善は急務とされ、これを補完するレイヤー2ソリューションへの期待が高まっている。
その代表例として注目されるのが、Bitcoin Hyper(HYPER)だ。
同プロジェクトは最新のL2技術を用い、ビットコインに高速かつ低コストの取引環境を提供することを目指している。
従来、BTCのブロック生成には約10分を要したが、Bitcoin Hyperではこれを数秒レベルまで短縮し、手数料も大幅に引き下げるとされる。
さらに取引の高速化だけでなく、スマートコントラクト機能やDeFiの実装も視野に入れており、ビットコインを価値保存の枠を超えた「プログラム可能なインフラ」へ進化させる構想が示されている。
現在実施中のプレセールではすでに2900万ドル以上を調達しており、大口投資家による積極的な購入が勢いを後押ししている。
市場環境が好転し強気転換が期待される今、ビットコインの潜在力を引き出すこうした新世代のL2プロジェクトは、今後の仮想通貨市場に新たな潮流をもたらす存在となる可能性が高い。
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