パイネットワーク9.2%急伸、反転兆しも|今後の価格焦点を解説

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パイネットワーク(PI)が24時間で9.2%上昇。メインネット進展、資金流入増が追い風に。日足チャートから今後の価格動向を予想。

パイネットワークの基軸通貨PIは20日、過去24時間で9.2%上昇した。

ビットコインの軟調推移により暗号資産(仮想通貨)市場全体に停滞感が漂うなか、PIの堅調な値動きは短期的なトレンド転換を示唆するものとなっている。

足元の上昇圧力を背景に、PIの時価総額は約20億ドル規模へと拡大。流動性の薄い局面を脱しつつあるとの見方も強まっている。

パイネットワーク好材料相次ぎ、買い戻し強まる

PIの上昇を支えた主因として、メインネット準備の進展とコミュニティ内センチメントの改善が挙げられる。

2025年2月のオープン・メインネット稼働以降、KYC完了者は1900万超、新規移行は260万件を突破。

さらに、DeFi試験環境で取引機能が動き始めたことや、11月上旬にデジタルバンクのテスト版が公開されたことが、パイネットワーク利用拡大への期待を押し上げている。

また、ネットワークの性能を底上げする最新アップデート(プロトコルv23)も評価され、資金流入は5週ぶりの高水準を記録。停滞するアルトコイン市場とは対照的な動きとなった。

内部で共有されている基準価格や、チェーンリンク(LINK)との外部データ連携強化により透明性が増した点も、投資家の安心材料となっている。

市場全体では、EUの新しい仮想通貨規制に適合したことで、将来的な正式上場が進みやすくなるとの見方が浮上。

パイネットワークは19日の声明で、OKXやBitgetなど既にPI取引が行われている取引所を足がかりに、流動性の強化を図る姿勢を示した。

こうした動きは、機関投資家の参入を促し、価格変動の落ち着きにもつながると期待されている。

PI日足チャート分析:蓄積ゾーンが反発のきっかけとなるか

PI日足チャート(20251120)

出典:TradingView Pi Network/USD 日足(2025年5月~現在まで)

PIの日足チャートは、20日移動平均線が100日移動平均線を下回るデッドクロスが継続しており、市場全体に弱気ムードが残る構図だ。

価格は高値・安値が切り下がる下降チャネル内で動きつつ、現在は0.19〜0.29ドルの比較的狭いレンジに収まっている。

このレンジは、市場が次の方向性を探っている状態を反映しており、ボラティリティの低下はエネルギーをためている段階とも解釈できる。

注目したい指標として、日足RSIが60付近で落ち着いた動きを続けている点がある。過熱感のない中立圏に位置し、直近の下落からの戻り局面でも売られすぎには至っていない。

これは底打ちの初期サインと見られるほか、弱気一色の相場になっていない理由の一つだ。11月中旬以降、陽線が続いている点も、売り圧力の後退を示す材料となっている。

さらに重要なのが価格帯別出来高の厚さだ。現在の価格帯は、過去に多くの売買が重なったゾーンと一致しており、ここが大口投資家を含む市場参加者のコストゾーンになっている可能性が高い。

この出来高クラスターは強いサポートとして働き、調整局面での下値を支えている。買い需要が戻れば、この価格帯から上方向に抜け出すきっかけになり得る。

上値の第一目標は直近高値の0.29ドル。このラインをしっかり超えられれば、売り方の手仕舞いも巻き込みつつ、0.37ドル付近までの上昇、勢い次第では0.45ドル台の回復も射程圏に入ってくる。

基盤技術が相場の優劣を分ける|PIとHYPERに共通する強さの源泉

Bitcoin Hyperのレイヤー2技術を象徴する未来的なブロックチェーン画像

PIの値動きが示したのは、相場が方向感を失っている時期こそ、基盤技術を磨き続けるプロジェクトが相対的な強さを見せるという事実だ。

この土台の強度がパフォーマンスを左右する構図は、調達額がすでに2815万ドル(約44億円)規模へ到達し、2025年プレセールの中でも存在感を増しているBitcoin Hyper(HYPER)にも重なる。

HYPERが目指すのは、ビットコインにソラナ(SOL)級の高速処理・低コスト・柔軟なスマートコントラクトを持ち込むレイヤー2の構築だ。

ソラナ仮想マシンを採用した実行レイヤーに、ゼロ知識証明とBTCブリッジを組み合わせ、決済からdApps、ステーキングまでを一つの経済圏へ統合する設計は、実用性を重視する資金が流れ込みやすい構造と言える。

現物市場が短期的なボラティリティに振り回される一方で、HYPERのプレセール価格は段階的に上昇する方式を採用しており、価格形成の透明度が高い点も特徴だ。

トークンはガス、ガバナンス、ステーキング報酬の基軸を担い、すでに1.3億枚規模がステーキングにロックされている。

41%の年利ステーキング報酬という設計もあり、初期参加者の多くが短期売買より長期ポジションに傾いていることがうかがえる。

PIが実需を伴うアップデートによって再評価されつつあるように、HYPERもビットコイン経済圏そのものを拡張する技術スタックを武器に注目を集めている。

もし市場が次の回復フェーズへ移行するなら、HYPERのように、インフラを底から作り替えるタイプの新しい仮想通貨が主役へ躍り出る可能性は高いだろう。

 

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CryptoDnesアナリスト
CryptoDnes日本語版暗号資産アナリスト。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインからアルトコイン、RWAに至るまで、多様な分野での投資経験を積む。25年よりCryptoDneに参画。
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