ビットコイン急落で9万ドル割れ|今後の相場見通しと投資戦略

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BTC価格分析アイキャッチ

ビットコインは9万ドルを割り込み年初来の上昇分を帳消し。長期保有者の売りや流動性低下で下押し圧力が強まる中、今後の見通しを解説。

ビットコイン(BTC)は18日、一時9万ドルを割り込む急落となり、4月22日以来となる安値圏に沈んだ。

年初からの上昇分は帳消しとなり、10月上旬に付けた直近ピーク12万6250ドルからの下落率は約27%に達する。

市場心理も冷え込み、投資家心理を示す恐怖と欲望指数は、極端な恐怖を示す17へと悪化している。

長期保有者の利益確定と流動性低下がビットコイン下落を増幅

ビットコイン市場では、長期保有者の利益確定と市場流動性の低下が重なり、売り圧力が急速に強まっている。

年初来の高値更新局面で蓄積されたポジションが、強気相場の終盤で一斉に市場へ放出され、供給過多の状態が生じた。

オンチェーンデータでは、1000 BTC超の保有ウォレット数が過去1週間で増加する一方、ビットコインETF経由の新規資金流入は鈍化しており、需給バランスの崩れが鮮明だ。

また、取引所のオーダーブックが薄く、通常であれば吸収される売り注文が価格を大きく押し下げやすい構造にある。

現物市場の流動性指標は3月のピークから大幅に低下し、ヘッジファンドによるポジション縮小が下げ相場を補強した。

こうした環境下でレバレッジ清算も増加し、短期的な下落圧力が連鎖的に広がっている。

金利高止まりとリスク資産離れがビットコイン市場を直撃

需給面の脆弱性に加え、マクロ環境の変化がビットコイン価格下落に拍車をかけている。

米国の利下げ期待が後退し、高金利が長期化するとの見方が広がる中、投資資金はリスク資産から安全資産へとシフトしつつある。

テック株や高ベータ資産の調整が進むなか、暗号資産(仮想通貨)も同様に売り圧力の波を受けた。ビットコインETFでは過去1週間の資金流出が拡大し、米国市場の投資家需要の弱さが浮き彫りとなっている。

さらに、クレジット市場の緊張や財政赤字への懸念が強まり、株式・仮想通貨を含む広範なリスク資産のバリュエーション見直しが進む環境だ。

特にAI関連株の過熱感が意識される中、調整局面が拡大すれば仮想通貨市場への波及も避けられない。主要経済指標を控えるなか、市場は当面慎重姿勢を維持するとみられる。

ビットコイン下落加速、8.2万ドル接近のリスク浮上

BTC日足チャート(20251118)

出典:TradingView BTC/USD 日足(2025年4月~現在まで)

日足チャートを見ると、ビットコインは10月下旬に20日移動平均線が100日線を下回るデッドクロスが発生して以降、わかりやすい下降トレンドを続けている。

高値・安値が切り下がる典型的な弱気パターンが続き、9万8000ドルを割り込んだ11月以降は下落のスピードも一段と増した。

現在の価格帯は、過去にも売りが連鎖しやすかった出来高の薄いゾーンに差し掛かっており、ストップロスやロスカットが出やすいエリアでもある。

このため、4月の安値圏にあたる8万2000ドル付近まで一気に下押すリスクも現実味を帯びてきた。

テクニカル指標でも弱さが目立ち、相対力指数(RSI)は26付近まで急落し、2022年6月以来の売られ過ぎ水準にある。

過去の同水準到達時には10〜25%程度の反発局面が複数観測されているものの、売られ過ぎシグナルの点灯が直ちに反転局面入りを意味するわけではない。

特に、価格が安値を更新する中でRSIが上向くダイバージェンスが出ない限り、反発は一時的に終わる可能性が高い。

総合すると、日足ベースでは依然として下落優勢の形が崩れていない。8万2000ドル付近で明確な反転シグナルが確認できるまでは、戻り売りが基本戦略となりそうだ。

一方、各種指標が大きく売られ過ぎを示しているのも事実で、短期トレーダーにとっては反発狙いの準備局面にも入りつつある。

ビットコインの限界を超えるレイヤー2銘柄が脚光

ミームコイン市場とBitcoin Hyperを象徴する未来的なビジュアルの仮想通貨イメージ

ビットコイン市場の変動が続く中、投資家の関心は単なる価格変動よりも、BTCの性能制約やスケーラビリティの課題へと向かい始めている。

ブロック承認の遅延や手数料上昇など、ネットワーク固有の限界が顕在化する場面では、周辺エコシステムに新たな需要が生まれやすい。

その中心にあるのがBitcoin Hyper(HYPER)だ。

BTCのレイヤー2として設計されたHYPERは、ソラナ仮想マシンを活用し、高速・低手数料の取引処理を実現する一方で、最終決済はビットコインのベースレイヤーで行う構造を持つ。

この設計により、従来のBTCネットワークの制約を回避しつつ、信頼性と安全性を兼ね備えた取引が可能になる。

HYPERは単なる決済手段に留まらず、ネットワーク上のアプリケーションのガス代支払いや、最大41%の年間利回りステーキング機能を兼ね備えるユーティリティトークンとしての役割も担う。

こうした設計により、投機ではなく実用性を重視した投資機会として評価されている。

開催中のプレセールは既に2780万ドル(約43億1675万円)を突破。

大口投資家によるBitcoin Hyperの購入や毎日の新規参加者増加が確認されており、市場全体の低迷下でも選別的な資金配分が進む様子が明確だ。

Bitcoin Hyperは、ビットコインのネットワークを単なる価値保存から、DeFiや分散型アプリケーションの基盤へと拡張する可能性を示すプロジェクトとして、今後の注目を集め続けるだろう。

 

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CryptoDnesアナリスト
CryptoDnes日本語版暗号資産アナリスト。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインからアルトコイン、RWAに至るまで、多様な分野での投資経験を積む。25年よりCryptoDneに参画。
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