ファイアブロックス、ステーブルコイン決済ネットワークを始動

CryptoDnesでは一部でアフィリエイト広告を利用しています。これらは運営費に充当されますが、記事内容には影響しません。

記事の詳細
Fireblocksのロゴを中心に、世界中に広がるステーブルコインの決済ネットワークを示す未来的なイメージ。

ファイアブロックスが機関向けグローバル決済ネットワークを立ち上げ。40以上の企業が参加し、ステーブルコイン送金の簡素化を目指す。

暗号資産(仮想通貨)技術プロバイダーのFireblocks(ファイアブロックス)は4日、新たなステーブルコイン決済ネットワークの立ち上げを明らかにした

名称はFireblocks Network for Paymentsで、企業間のステーブルコイン取引の円滑化を目指す。

評価額80億ドルの同社が主導するこの取り組みには、40以上の金融機関が参加する。

機関投資家の需要に応える新決済網

このネットワークは、100カ国以上でステーブルコインによる支払いを円滑にすることを目指している。

現在、金融機関がステーブルコイン決済システムを導入する際、地域ごとに異なるプロバイダーとの個別で高コストなAPI統合が必要となり、大きな障壁となっていた。

ファイアブロックスの新しいネットワークは、統一されたAPIとワークフローを提供することで、こうした課題を解決する。

ステーブルコイン発行企業サークル社や決済大手ストライプ社に買収されたBridge、Yellow Cardなどが参加し、送金や国際的な資金管理のための基盤を構築する。

これにより、企業は単一のプラットフォーム上で、世界的な決済フローを完全に管理できるようになる。

ファイアブロックスのマイケル・シャウロフCEO兼共同設立者は、「このネットワークはステーブルコイン決済の根幹となる。機関はあらゆるプロバイダーやブロックチェーンを横断して、安全に価値を移転できる」と述べている。

複数のステーブルコイン対応とコンプライアンス強化

このネットワークの大きな特徴は、複数のステーブルコインに対応している点だ。

サークル社のネットワークが自社のUSDCに特化しているのに対し、ファイアブロックスはUSDCやUSDTなど、さまざまなステーブルコイン間の相互運用性を実現する。

また、規制遵守も重視されている。コンプライアンスパートナーであるNotabeneやEllipticとの統合により、組み込み型のマネーロンダリング対策および本人確認フレームワークを提供する。

これにより、60以上の通貨とステーブルコインにわたって、リアルタイムでの規制遵守が可能になる。

機関投資家のステーブルコインへの関心は高まっており、ファイアブロックスは2025年7月だけで212億ドルの仮想通貨取引を処理した。

今回のネットワーク立ち上げは、伝統的な国際送金システムの非効率性を解決し、より迅速で低コストな代替手段としてステーブルコインの地位を確立する動きといえる。

この記事、どう感じた?
シェアする
CryptoDnesアナリスト
CryptoDnes日本語版暗号資産アナリスト。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインからアルトコイン、RWAに至るまで、多様な分野での投資経験を積む。25年よりCryptoDneに参画。
CryptoDnesアナリスト
129 件の記事 2025 以降
comment-icon コメント
コメントを追加

必要な項目を入力して公開する