ソラナ(SOL)上の分散型取引所(DEX)における24時間ベースの取引量はこのほど、イーサリアム(ETH)とそのレイヤー2ネットワーク群を合わせた数値を上回った。
データ分析サイトDeFiLlamaによると、ソラナとイーサリアムの数値は、それぞれ約17億ドル、約9億2000万ドルとなっている。
2025年1月初頭にもソラナのDEX取引量/日は、イーサリアム本体と主要なレイヤー2であるBaseを合わせた数値を上回っている。
🚨News: Solana has overtaken the entire Ethereum ecosystem in 24h DEX trading volume, now processing more than Ethereum and all its Layer 2s combined. pic.twitter.com/DVlUSIcc5h
— SolanaFloor (@SolanaFloor) April 20, 2025
ソラナの躍進を支える要因の一つは、高速かつ低コストなネットワーク環境の提供や、新興サービスの活況が影響している。
ソラナのブロックチェーンは、毎秒数千件のトランザクションを、低コストで処理できるよう設計されており、これはレイヤー2を用いないイーサリアムの処理能力を大幅に上回る。
また、ソラナのエコシステムでは、人気の分散型金融(DeFi)アプリケーションや、ミームコイン、AI関連資産など、多様なトークンをサポートしている。
最近では、ミームコイン発行プロトコルとして知られるPump.funが独自DEX「PumpSwap」を発表。活況が見られている。
さらに、ソラナ大手DEXのRaydiumにおいても、Pump.funに対抗するトークン発行サービス「LaunchLab」を発表している。
このようなエコシステムの活況は、市場全体の成長にも寄与している。
一方で、イーサリアムネットワークの平均ガス代(取引手数料)は現在、1トランザクションあたりの平均ガス代は約0.01ドル(約1.43円)まで下がっている。
この手数料低下の要因は、イーサリアムのアップデートや、レイヤー2台頭によるメインネット活動の減少などが考えられている。
これにより、イーサリアム上での取引は、手頃かつネットワーク活動を促進する可能性があるが、現時点ではソラナのDEX取引高における優位性を覆すには至っていない。
しかし5月初頭には、イーサリアムの次期アップデートである「Pectra」のメインネット公開も予定されており、利用と取引活動の増加につながる可能性がある。
米SEC委員長はこのほど、ミームコインの証券性や仮想通貨規制について米下院委員会で説明した。
CMEグループはXRP先物取引を開始。初日に約27億円の取引高を記録し、ソラナの初日取引高を上回った。
リップルは19日、UAEのZand銀行とMamoとの提携でブロックチェーン決済サービスを開始した。
ステーブルコイン発行大手サークルがリップルとコインベースから買収提案を受けたが、現金かXRPによる支払いを巡り交渉が難航。