ソラナ(SOL)ネットワーク最大の分散型取引所(DEX)Raydiumは16日、新たなトークン発行プラットフォーム「LaunchLab」を発表した。
このプラットフォームは、ユーザーが新しい暗号資産(仮想通貨)を作成し、初期の流動性を確保することを可能にする。
この発表を受け、RAYトークン価格は一時約8%上昇した。
Introducing LaunchLab, Raydium's all-in-one token launchpad.
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— Raydium (@RaydiumProtocol) April 16, 2025
LaunchLabは、コーディング不要で迅速なトークン作成を可能にし、ボンディングカーブと呼ばれる仕組みを利用し、特定の条件が満たされるとRaydiumの自動マーケットメーカー(AMM)プールに移行する設計だ。
同プラットホームには、設定が簡略化された「JustSendit」モードと、完全にカスタマイズ可能な「LaunchLab」モードの2種類を用意。トークンの権利確定(べスティング)オプションを含む、様々なローンチ戦略が可能となる。
またトークン作成者は、自身のトークンの流動性プールから取引手数料を得ることができる一方、トレーダーは特定の仲介者なしに初期段階のトークンにアクセスできる。
プラットフォームにはコミュニティプールも設けられ、取引手数料の50%が共有される仕組みだ。
財務戦略として、Pump.funがネイティブトークンの準備を進める中、RaydiumはLaunchLabの取引手数料の25%を自社のネイティブトークンであるRAYの買戻しに充てる。
LaunchLabの発表は、ミームコインなどソラナ(SOL)基盤のトークン作成で著名なプラットフォームPump.funに対抗するものとして位置づけられている。
Pump.funは最近、独自の分散型取引所「PumpSwap」を立ち上げた。このPumpSwapは、サービス開始直後から急速な成長を見せ、取引高は317億ドル(約4兆5331億円)以上に達している。
この動きにより、Pump.funは二次的な取引におけるRaydiumへの依存度を低下させ、両プラットフォーム間の競争は一層激しくなっている。
RaydiumはLaunchLabを通じて、自社のAMMインフラと統合された代替のトークン作成プラットフォームを提供し、市場での優位性を維持しようとしている。
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