イーサリアム、Pectraアップデートがメインネット公開

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イーサリアムの拡張性向上を象徴する未来的なブロックチェーンネットワークのイメージ

イーサリアム財団は7日、イーサリアム(ETH)のPectraアップデートをメインネット上で有効化した。

Pectraアップデートは、2024年3月のDencunアップグレードで導入されたプロト・ダンクシャーディング技術を基盤としている。

今回のアップデートによって、スマートアカウントの普及促進、機関投資家向けのステーキング簡易化、レイヤー2利用時の手数料低減が期待される。

Pectraアップデートの内容

Pectraは、プラハ実行レイヤーハードフォークとエレクトラ合意レイヤーアップグレードを合わせたものだ。

合計11件のイーサリアム改善提案(EIP)が採用されており、ユーザー体験、ネットワークの拡張性、バリデーター運用の効率性が大きく向上している。

注目すべきEIPとして、EIP-7702(アカウント抽象化機能の拡張)、EIP-7251(バリデーターのステーキング上限引き上げ)、EIP-7691(L2データ容量の倍増)が挙げられる。

EIP-7702により、外部所有アカウントが一時的にスマートコントラクトとして動作し、第三者によるガス代負担が可能になった。

次にEIP-7251では、バリデーターのステーキング上限が32ETHから2,048ETH(約293万円から約18,344万円)へと引き上げられ、大口ステーカーにとってより効率的な運用が可能となった。

さらにEIP-7691では、ブロックごとのデータブロブ数が2倍になり、レイヤー2のスケーラビリティ強化とロールアップ手数料の低減が期待される。

その他にも、EIP-2537(BLS12-381事前コンパイル)、EIP-2935(過去ブロックハッシュの保存)、EIP-6110(オンチェーンバリデーターデポジット)などのEIPが導入され、ネットワークの安全性やバリデーターロジックも強化された。

導入の経緯とコミュニティの対応

Pectraの導入に際しては、テストネット(Holesky、Sepolia、Hoodi)での厳格な検証が重ねられた。特にHoleskyでの設定ミスなどの課題を乗り越え、2025年3月のHoodiテストネットが本番導入前の最終確認となったかたちだ。

今回のアップデートは、暗号資産(仮想通貨)のスケーラビリティやユーザー体験が飛躍的に向上し、ブロックチェーン全体の発展にも寄与するとみられる。

Pectraアップデート後は、開発者やコミュニティがネットワークの安定性を注視し、想定外の問題や脆弱性への対応に注力している。

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CryptoDnesニュースディレクター
2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。
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