Nvidia支援の米スタークラウド、宇宙でのマイニング計画を発表

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宇宙空間で稼働するビットコインマイニング衛星の抽象グラフィック

米スタートアップのスタークラウドは、2026年後半に打ち上げる衛星でビットコインのマイニングを行う計画を発表した。

米スタートアップ企業のStarcloud(スタークラウド)は8日、宇宙空間で暗号資産(仮想通貨)のマイニングを行う計画を発表した。

宇宙空間でのビットコイン採掘計画

スタークラウドのフィリップ・ジョンストンCEOは、2026年後半に打ち上げ予定の2機目の宇宙船「Starcloud-2(スタークラウド2)」に専用機器を搭載すると説明した

地球低軌道でビットコイン(BTC)をマイニングする初の衛星となる見通しだ。同社は米半導体大手Nvidia(エヌビディア)の支援を受けており、軌道上データセンターの開発を急速に進めている。

1機目の衛星では、エヌビディアの高性能GPUを宇宙空間でテストすることに成功した。太陽光発電と宇宙空間の真空状態を利用した冷却システムにより、計算処理の実現可能性をすでに証明している。

ジョンストンCEOは、地球上のマイニング運用が非効率になるにつれて、長期的には軌道上へ移行すると主張した。

宇宙空間でのマイニングには、大気の影響を受けない安定した太陽エネルギーを利用できる大きな利点がある。

また、マイニングに特化したASICハードウェアは1キロワットあたり約1,000ドル(約15万9,000円)で調達可能だ。これはGPUの約3万ドル(約477万円)に比べて安価であり、コスト面でも優位性があるという。

地球上の電力消費課題と今後の展望

現在、地球上でのビットコインマイニングは約20ギガワットの電力を継続的に消費している。

これは小国の電力消費量に匹敵する規模であり、環境への影響や持続可能性に対する懸念が世界中で高まっている。宇宙空間への移行は、こうした深刻なエネルギー問題の解決策として大きな期待を集めている。

スタークラウドは将来的に、8万8000機の太陽光発電衛星群を展開する壮大な構想を描いている。

すでに米連邦通信委員会(FCC)に展開の申請を行っており、打ち上げには米スペースXの大型宇宙船を利用する計画だ。

人工知能(AI)とブロックチェーン技術の融合が進む中、宇宙マイニングは航空宇宙業界でも話題を呼んでいる。

一方で、宇宙空間での運用には技術的な課題も多く残されている。宇宙放射線からハードウェアを保護する技術や、レーザー通信によるデータ伝送の安定性確保が必要不可欠となる。

さらに、高額な打ち上げコストや過去に報告された軌道上での機器トラブルなど、実用化に向けて乗り越えるべき障壁は少なくない。

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CryptoDnes日本語版専属ニュースライター。国内外の暗号資産ニュース、プロジェクト解説、投資動向などを専門に執筆している。
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