ベッカム支援企業、ビットコイン購入中止|510BTC保有は継続

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スーツ姿のデビッド・ベッカム氏が、机上のビットコインから視線を外し、光り輝く未来的なヘルスケア事業のシンボルに注目している様子

デビッド・ベッカム氏が支援するPrenetics Globalは、ビットコイン購入計画を中止する。510BTC保有は維持する。

元サッカー選手のデビッド・ベッカム氏が共同設立したナスダック上場企業Prenetics Globalは12月30日、ビットコイン(BTC)の購入プログラムを終了すると明かした。

同社は、取締役会の承認を受け、毎日のビットコイン購入を停止。今後は、資本と戦略の焦点を消費者向け健康ブランド「IM8」に完全に移行する。

同社が現在保有している510 BTCは、財務準備資産として維持する。しかし、このポジションを拡大するために新規または既存の資本を割り当てることはないと確約した。

3ヶ月未満での方針転換

この決定は、同社が2025年10月に4800万ドルを調達してから3ヶ月も経たないうちに行われた。

当時の資金調達は、ビットコイン財務戦略とIM8の拡大の両方を支援することを目的としていた。

出資者にはクラーケンやエクソダス、ジハン・ウー氏のGPTX、そしてベッカム氏自身が名を連ねていた。

以前は最大10億ドル相当のビットコインを取得する野心的な計画を発表していたが、方針を転換した形だ。

ビットコイン購入の停止は、IM8の急速な成長軌道を反映している。

同社はIM8を「業界史上最も急速に成長しているサプリメントブランド」と表現している。

IM8は立ち上げから11ヶ月以内に、年間経常収益で1億ドルを超えた。2026年度には1億8000万ドルから2億ドルの収益が見込まれている。

Preneticsのダニー・ヤンCEOは、IM8への資源集中が長期的な株主価値への明確な道筋であると述べた。経営陣と取締役会はこの方針に合意している。

以前ヤンCEOはヘルスケアとブロックチェーンの融合を強調していたが、現在はIM8の実績と収益成長を重視している。

市場環境の変化と財務状況

この戦略的転換は、仮想通貨市場が弱含んでいる中で行われた。ビットコインは2025年初頭の急落後、勢いを取り戻すのに苦労している。

最近は、企業が財務資産としてビットコインを採用する傾向は、市場環境の悪化とともに減速している。仮想通貨を重視した財務戦略をとる企業の多くが株価の圧力に直面しており、各社は見直しを迫られている。

特に仮想通貨関連株としての側面を持つ企業は、慎重な舵取りが求められる。

今回の発表を受け、Preneticsの株価は3.32%下落し、時価総額は約2億6500万ドルとなった。

しかし同社は、今回の決定について市場への懸念ではなく戦略的な再調整であると強調。ヤンCEOは、運営者としての経験と株主価値最大化へのコミットメントを反映した規律ある決定だと説明している。

現在の保有量である510BTCは、発表時の市場価格で約4480万ドル(約70億3360万円)の価値がある。

同社は7000万ドル以上の現金および現金同等物を保有しており、負債はない。

強固なバランスシートにより、外部資金なしでIM8の成長を支える柔軟性があるとしている。

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CryptoDnesニュースディレクター
2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。
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