ストラテジー会長、政府にビットコイン担保の銀行構築を提案

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アブダビのステージでビットコインによるデジタル銀行構想を語るビジネスリーダーと未来的な金庫のイメージ

ストラテジーのセイラー会長は政府によるビットコイン担保型銀行システムの構築を提案。週次での巨額購入継続も明言した。

世界最大のビットコイン(BTC)保有企業ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は9日、政府がビットコインを担保とするデジタル銀行システムの構築を検討すべきだと提案した。

セイラー氏は、ビットコインを単なる投資資産ではなく、世界の金融インフラの基盤となるデジタル資本と位置づける考えを示した。

同氏によれば、ビットコインは価値が増大する資産から、8〜12%の利回りを生む信用商品の裏付けへと進化する可能性があるという。

さらに、最終的には伝統的な銀行システムから数兆ドル規模の資金を引き寄せるデジタルマネーの基盤として機能するとの見通しを示した。

中東を次世代金融インフラの中心地に位置付け

マイケル・セイラー会長は、アブダビで開催されたカンファレンスで、規制された銀行がビットコイン担保を基に信用を供与する仕組みの構築を各国政府に提案した。

セイラー氏は、ビットコインを基盤とする金融枠組みを整備した国は「21世紀のスイス」として世界の資本を集められると主張。

特に中東地域には、次世代金融インフラの中心地としての潜在能力が高いと指摘し、政策的な支援や規制整備の重要性を強調した。

セイラー氏は、低金利環境や地政学的変化を背景に、米国をはじめ各国政府がデジタル資産の活用でリーダーシップを取る必要性を訴えた。

また、この構想は企業による仮想通貨投資の新たなモデルケースとしても注目され、金融市場におけるデジタル資産の役割拡大に一石を投じるものとみられる。

ビットコイン基盤の信用市場創出を目指す

講演の中でセイラー氏は、ストラテジーがすでに約500億ドル相当のビットコインを取得しており、週に5億ドルから10億ドル規模で買い増しを継続していることを明らかにした

「市場に出回るビットコインをすべて取得するつもりだ」と、強力な購入姿勢も示した。

現在、世界には銀行システムに組み込まれていない2兆ドル相当のビットコインが存在するという。これを金融システムに取り込むことは、国家に大きな経済的利益をもたらす可能性がある。

セイラー氏は、ビットコインを基盤とした新たな信用市場の創出が将来の金融構造を変革し、仮想通貨の役割を大きく押し上げるとの見解を示した。

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CryptoDnes日本語版暗号資産アナリスト。2020年に仮想通貨投資を開始し、ビットコインからアルトコイン、RWAに至るまで、多様な分野での投資経験を積む。25年よりCryptoDneに参画。
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