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ソラナ、DEX取引量でイーサリアム超え|ガス代安が進む中で

21.04.2025 7:22 1 分で読了 Kaiki Tsuchioka
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ソラナ、DEX取引量でイーサリアム超え|ガス代安が進む中で

ソラナ(SOL)上の分散型取引所(DEX)における24時間ベースの取引量はこのほど、イーサリアム(ETH)とそのレイヤー2ネットワーク群を合わせた数値を上回った。

データ分析サイトDeFiLlamaによると、ソラナとイーサリアムの数値は、それぞれ約17億ドル、約9億2000万ドルとなっている。

2025年1月初頭にもソラナのDEX取引量/日は、イーサリアム本体と主要なレイヤー2であるBaseを合わせた数値を上回っている。

ソラナ躍進の背景

ソラナの躍進を支える要因の一つは、高速かつ低コストなネットワーク環境の提供や、新興サービスの活況が影響している。

ソラナのブロックチェーンは、毎秒数千件のトランザクションを、低コストで処理できるよう設計されており、これはレイヤー2を用いないイーサリアムの処理能力を大幅に上回る。

また、ソラナのエコシステムでは、人気の分散型金融(DeFi)アプリケーションや、ミームコイン、AI関連資産など、多様なトークンをサポートしている。

最近では、ミームコイン発行プロトコルとして知られるPump.funが独自DEX「PumpSwap」を発表。活況が見られている。

さらに、ソラナ大手DEXのRaydiumにおいても、Pump.funに対抗するトークン発行サービス「LaunchLab」を発表している。

このようなエコシステムの活況は、市場全体の成長にも寄与している。

イーサリアムの動向

一方で、イーサリアムネットワークの平均ガス代(取引手数料)は現在、1トランザクションあたりの平均ガス代は約0.01ドル(約1.43円)まで下がっている。

この手数料低下の要因は、イーサリアムのアップデートや、レイヤー2台頭によるメインネット活動の減少などが考えられている。

これにより、イーサリアム上での取引は、手頃かつネットワーク活動を促進する可能性があるが、現時点ではソラナのDEX取引高における優位性を覆すには至っていない。

しかし5月初頭には、イーサリアムの次期アップデートである「Pectra」のメインネット公開も予定されており、利用と取引活動の増加につながる可能性がある。

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