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ソラナ大手Raydium、トークン発行所「LaunchLab」を公開

17.04.2025 7:30 1 分で読了 Kaiki Tsuchioka
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ソラナ大手Raydium、トークン発行所「LaunchLab」を公開

ソラナ(SOL)ネットワーク最大の分散型取引所(DEX)Raydiumは16日、新たなトークン発行プラットフォーム「LaunchLab」を発表した。

このプラットフォームは、ユーザーが新しい暗号資産(仮想通貨)を作成し、初期の流動性を確保することを可能にする。

この発表を受け、RAYトークン価格は一時約8%上昇した。

LaunchLabの特徴と戦略

LaunchLabは、コーディング不要で迅速なトークン作成を可能にし、ボンディングカーブと呼ばれる仕組みを利用し、特定の条件が満たされるとRaydiumの自動マーケットメーカー(AMM)プールに移行する設計だ。

同プラットホームには、設定が簡略化された「JustSendit」モードと、完全にカスタマイズ可能な「LaunchLab」モードの2種類を用意。トークンの権利確定(べスティング)オプションを含む、様々なローンチ戦略が可能となる。

またトークン作成者は、自身のトークンの流動性プールから取引手数料を得ることができる一方、トレーダーは特定の仲介者なしに初期段階のトークンにアクセスできる。

プラットフォームにはコミュニティプールも設けられ、取引手数料の50%が共有される仕組みだ。

財務戦略として、Pump.funがネイティブトークンの準備を進める中、RaydiumはLaunchLabの取引手数料の25%を自社のネイティブトークンであるRAYの買戻しに充てる。

Pump.funとの競争激化

LaunchLabの発表は、ミームコインなどソラナ(SOL)基盤のトークン作成で著名なプラットフォームPump.funに対抗するものとして位置づけられている。

Pump.funは最近、独自の分散型取引所「PumpSwap」を立ち上げた。このPumpSwapは、サービス開始直後から急速な成長を見せ、取引高は317億ドル(約4兆5331億円)以上に達している。

この動きにより、Pump.funは二次的な取引におけるRaydiumへの依存度を低下させ、両プラットフォーム間の競争は一層激しくなっている。

RaydiumはLaunchLabを通じて、自社のAMMインフラと統合された代替のトークン作成プラットフォームを提供し、市場での優位性を維持しようとしている。

2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。

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