AutheoのTHEO、Baseでの不正発行を受け92%急落
AutheoのTHEOトークンが24時間で約92%下落。Base上で1900万枚の不正発行が確認され、攻撃者は約700.8ETH(約176万ドル)を取得したとされる。Autheoは調査完了まで売買とブリッジを控えるよう利用者に注意を促した。
AutheoのトークンTHEOが10月13日、Base上で1900万枚の不正な発行が確認された影響で、24時間で約92%急落した。Autheoは調査が終わるまでTHEOの購入、売却、ブリッジを控えるよう利用者に呼びかけている。
何が起きたのか
不正発行は10月13日、Base上の公式ブリッジ済みTHEOコントラクト(0xebE516a20238F79DC20b07eaD6768e08891Ed309)で確認された。1900万枚のTHEOが許可なく発行され、その後市場で売却された。価格は事件前の約0.08ドルから1日以内に約0.006ドルまで下落し、時価総額の大半が消えた計算になる。
攻撃者は発行されたトークンを約700.8ETH、当時のレートで約176万ドル相当に交換し、資金をBaseから移し替えたとされる。この数字は現時点で単一出どころの報道にとどまり、オンチェーンで確認されたものではない。資金がBaseの外へ出ていることは、差し押さえや返還の見通しを難しくする。
売り圧力を大きくしたのは流動性の薄さだ。Base上のHydrexなどの取引場所ではTHEOの流動性が乏しく、発行されたトークンの売却が価格を急激に押し下げた。
Autheoの対応と確認されていない点
Autheoは調査を進めながら、THEOの購入、売却、ブリッジのいずれも行わないよう利用者に注意を促した。Autheoの公式発表本文はまだ公表されていない。
事件は「ブリッジへの攻撃の疑い」として扱われており、正確な原因はまだ確定していない。Autheoは自社メインネット、Base、Robinhood Chainの間をHyperlaneベースのブリッジでつなげており、脆弱性がAutheo側の実装にあるのか、ブリッジ基盤側にあるのかも分かっていない。誰が攻撃を実行したかについての情報もない。
上場からわずか8週間で崩落
THEOは2026年8月20日に0.05ドルで取引を開始し、初期時価総額は約1870万ドルだった。最大供給量は70億枚で、ローンチ時の流通量は約5.3%。10月1日にはMEXCに上場していた。Autheoのメインネットは同年5月14日に公開され、9月時点で稼働中のバリデータは151だった。
Autheoは過去にHalborn、CertiK、Avelar Labsによるセキュリティ監査を受けている。監査を通過したプロジェクトでも、ブリッジを介した不正発行は防げなかったことになる。

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