サークルが新ツール公開、複数チェーンでUSDC残高を統一

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複数のブロックチェーンに接続されたUSDCのシンボルが描かれた未来的なイメージ

サークル社は、複数チェーン上のUSDC残高を統一する新ツールGatewayを発表。7月に、イーサリアムなどのテストネット上で公開する。

ステーブルコインUSDCを発行するサークル社は1日、複数のブロックチェーンにまたがるUSDCへのアクセスを統一する開発者向けツールGatewayが近日公開であることを明かした。

このソリューションは、7月中にイーサリアム(ETH)、アバランチ(AVAX)、Baseのテストネットでリリースされる予定だ。

将来的には他のチェーンへの拡大も計画している。

断片化した流動性を統合

Gatewayは、開発者がクロスチェーンでの流動性管理を効率化するために設計されたツールだ。

現在の暗号資産(仮想通貨)エコシステムでは、ブロックチェーンごとに資金を管理する必要があり、流動性が断片化するという課題があった。

同ツールは、ユーザーが複数のネットワークにまたがって単一のUSDC残高を保有し、即座にアクセスできるようにする。

従来のブリッジングプロトコルを介する必要がなくなり、各チェーンで事前に資金を準備したり、残高を調整したりする手間が省ける。

これにより、複数のネットワークで事業を展開する企業にとっての資本効率の悪さが改善される見込みだ。

IPOに続く動き

Gatewayは、ユーザーが資産の完全な所有権を維持できる非カストディアルなスマートコントラクトを活用している。これは、仲介者への依存をなくし、カウンターパーティーリスクを低減する設計だ。

このツールの発表は、サークル社が最近行った新規株式公開(IPO)後の戦略的な動きと一致する。

同社はUSDCを機関投資家や個人にとって主要なステーブルコインとしての有用性を高めることを目指しており、Gatewayはその一環と位置付けられる。

さらに、同社は米国での信託銀行免許の取得も進めている。これはUSDCの準備金の信頼性を高め、カストディサービスの提供を可能にし、クロスチェーン金融における同社の地位を強固にする狙いがある。

7月のテストネット公開は、チェーンに依存しないUSDCエコシステムの実現に向けた第一歩であり、2025年後半の本格展開が期待される。

こうした戦略は、市場をリードするUSDTに対抗し、ステーブルコイン市場でのシェア拡大を目指すものだ。

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CryptoDnesニュースディレクター
2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。
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