HyperLiquid Strategies、半期決算で3億ドルの赤字を計上
米HyperLiquid Strategiesは2025年下半期の決算を発表し、3億1790万ドルの純損失を計上した。主な要因は保有する暗号資産HYPEの未実現損失である。
米ナスダック上場のHyperLiquid Strategies(ハイパーリキッド・ストラテジーズ)は11日、2025年12月31日までの6カ月間の決算を発表した。
同社にとって上場後初となる詳細な財務報告であり、純損失は3億1790万ドル(約489億円)となった。
今回の赤字は主に、保有する暗号資産(仮想通貨)HYPEの評価損によるものだ。同社はHYPEトークンの価格変動を会計上の損失として計上している。これに加え、合併に関連する減損処理や繰延税金費用も業績に影響を与えた。
HYPEトークンの評価損が主な要因
決算資料によると、HYPEトークンの未実現損失は2億6240万ドル(約404億円)に上る。
これは現金流出を伴わない会計上の処理であり、実際の事業運営による損失とは性質が異なる。同社はHYPEのエコシステムに特化した事業モデルを採用している。
2025年末時点で、同社は約1286万HYPEを保有していた。当時の評価額は1トークンあたり25.48ドル(約3920円)で計算されている。
総資産は6億1670万ドル(約950億円)で、そのうち現金は2億8190万ドル(約434億円)を占める。市場全体で見ても、仮想通貨の価格変動は激しい傾向にある。
強固な財務基盤と今後の展望
巨額の会計上の赤字を計上したものの、同社の財務基盤は安定している。負債はゼロであり、自己資本は5億8980万ドル(約908億円)を維持している。経営陣は、今後1年間の事業運営に十分な資金があると説明した。
同社は財務戦略として、HYPEトークンの追加取得を積極的に進めている。
報告期間中に1億2950万ドル(約199億円)を投じて約500万HYPEを取得した。また、自社株買いにも1050万ドル(約16億円)を充てている。同社のような仮想通貨関連株への注目度は高まっている。
以前は事業継続能力への懸念があったが、資金調達によりその懸念は解消されたという。同社は今後もHyperliquidエコシステムの成長に連動した事業展開を目指す方針だ。


必要な項目を入力して公開する