Moltbot開発者が警告|ソラナ上の「CLAWD」は詐欺、関与否定

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AIのコア構造体が詐欺トークンの金貨をバリアで粉砕し拒絶する様子

オープンソースAI「Moltbot」の開発者ピーター・スタインバーガー氏は、自身に関連するトークン発行を否定し、詐欺への注意を呼びかけた。

オープンソースAI「Moltbot(旧ClawdBot)」のピーター・スタインバーガー開発者は27日、自身はいかなる暗号資産(仮想通貨)も発行しておらず、関連を謳うプロジェクトは詐欺であるとXで表明した。

トークン発行の完全否定と警告

スタインバーガー氏は、自身が開発するAIアシスタントに関連付けられたトークンについて、強い口調で関与を否定した

「私は決してコインを発行しない。私を所有者としてリストアップしているプロジェクトはすべて詐欺だ」と明言している。同氏は、暗号資産に熱中する一部のユーザーに対し、執拗な嫌がらせや問い合わせを止めるよう求めた。

また、トークンに関連する提携料や報酬は一切受け取らないと述べ、金銭的な利益を目的としていないことを強調した。

こうした虚偽のプロジェクトは、本来の技術開発を妨げ、プロジェクトの評判を傷つけるものであると懸念を示している。

調査員のスティッチデゲン氏も25日、スタインバーガー氏がCLAWDトークンとは無関係であることを確認している。詐欺被害を避けるためにも、仮想通貨初心者は情報の真偽を慎重に見極める必要がある。

商標問題と名称変更の混乱

今回の騒動の発端は、プロジェクト名の変更に伴う混乱にある。スタインバーガー氏が開発した「ClawdBot」は、AI企業Anthropicの「Claude」と商標が競合するため、「Moltbot」への改名を余儀なくされた。

この移行プロセスにおいて操作ミスが発生し、GitHubなどのアカウント名が一時的に解放された隙を突かれ、投機筋にアカウントを取得されてしまったという。

ソラナ(SOLブロックチェーン上では、開発者の許可なくCLAWDというミームコインが作成され、一部のトレーダーの間で取引されていた。このような事例はミームコイン市場で発生し得るリスクだ。

スタインバーガー氏は「新しい名前はすぐに暗号資産の投機家によって取得された」と説明しており、現在はプラットフォーム側と協力してアカウントの復旧に努めている。

開発者の理念と市場の過熱感

スタインバーガー氏は、ウィーンを拠点とする経験豊富な開発者であり、かつてB2Bソフトウェア企業PSPDFKitを創業した実績を持つ。

同社はドロップボックスやフォルクスワーゲンなどの大手企業を顧客に持ち、2021年には1億1600万ドル(約177億4800万円)の戦略的資金調達に成功している。

今回のAIプロジェクトは、彼が引退後に「個人のニーズを満たすAI」を求めて立ち上げたもので、わずか1時間でプロトタイプを作成したという逸話がある。

しかし、オープンソースソフトウェアへの注目が、開発者の意図しない形で投機的な取引に結びつくケースが増えている。バイナンスのチャンポン・ジャオ元CEOも以前、トレーダーが何気ない投稿を取引のシグナルとして扱う傾向について言及していた。

スタインバーガー氏は、自身のプロジェクトが「ビルダーを刺激するためのものであり、金融的な圧力を生むためのものではない」と訴え、巨大企業にデータを渡さず個人が管理できるAIという本来の目的に集中したい考えを示している。

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CryptoDnes日本語版専属ニュースライター。国内外の暗号資産ニュース、プロジェクト解説、投資動向などを専門に執筆している。
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