トランプ関連WLFI、ジャスティン・サン氏のアドレスを凍結

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トロンのロゴとアメリカ国旗を模したWLFIコインがデジタルな壁で隔てられている様子

トランプ氏関連の仮想通貨WLFIが、トロン創設者ジャスティン・サン氏のアドレスをブラックリスト化。900万ドル送金後に資産が凍結された。

ドナルド・トランプ米大統領らと関連するWorld Liberty Financial(WLFI)は4日、トロン(Tron)のジャスティン・サン創業者のウォレットアドレスをブラックリストに追加した。

この措置は、サン氏がイーサリアム(ETH)上で保有するWLFIトークンの送金を事実上凍結するものだ。

ブロックチェーン分析企業アーカム・インテリジェンスのデータによると、サン氏のアドレスに保管されていた5億9,500万WLFIが影響を受けた。

これは、現在の市場レートで約1億700万ドルに相当する。

900万ドル送金が引き金か、サン氏は反論

今回のブラックリスト入りの直接的な引き金は、サン氏による900万ドル相当のWLFIトークンの送金だった。

WLFI側は、特定の取引所がユーザーのトークンを利用してWLFIの価格を意図的に押し下げていると主張している。

ただし、具体的な取引所名は公表していない。

これに対しサン氏は、自身のX(旧ツイッター)アカウントを通じて反論した。

同氏は送金が「ごく少額の一般的な取引所への入金テスト」であり、売買には一切関与していないと説明。市場に影響を与える可能性はないとの見解を示している。

サン氏は、WLFIにとって最大の外部支援者だ。過去に7,500万ドルを拠出し、ピーク時には約30億WLFIを保有。その価値は、約9億ドルに達したこともある。

同氏は、トークン公開時に「売却する意図はない」と公言していた。

価格の乱高下と中央集権的構造への懸念

WLFIトークンは、2025年9月1日に取引が開始されて以来、価格が激しく変動している。

当初は0.47ドルまで急騰したが、その後0.18ドルまで下落し、61%の価値減少を記録した。

今回のブラックリスト化が発表された後、価格はさらに下落し、一時0.1835ドルをつけた。

オンチェーンデータによると、サン氏は5,000万WLFI(約912万ドル相当)を新しいウォレットに送金していたことが確認されている。

アナリストは、この仮想通貨が同氏が以前から活動していたHTX取引所に送られる可能性を指摘している。

このプロジェクトのガバナンス構造も懸念材料となっている。

報告によると、発行済みトークンの83%をトランプ氏関連の団体が管理している。これは、一般的な分散型プロジェクトの理念とは相容れない構造であり、規制当局の厳しい視線を招く可能性がある。

またサン氏は、米証券取引委員会(SEC)とトロンやステーブルコインを巡る法的な問題を抱えている。

この規制上のリスクが、WLFIのプロジェクトにも影響を及ぼすとの見方もある。

著名な政治家との関連性も相まって、市場操作の可能性について当局の調査対象となる可能性も浮上している。

この一件は、政治的なつながりが深いプロジェクトにおけるガバナンスの透明性やトークン保有者の権利について、重要な問題を提起している。

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CryptoDnesニュースディレクター
2020年より暗号資産(仮想通貨)投資を開始。2021年より暗号資産の情報をブログ、メルマガなどで発信開始。2025年よりCryptoDnesに参画。
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