暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)は4月30日、XRPレジャー(XRPL)EVMサイドチェーン経由して、主要なWeb3ウォレットであるメタマスクで利用可能になった。
ユーザーは、メタマスク上にXRPL EVMの情報(Chain IDやRPC URL)を追加することで、自身の仮想通貨ウォレットから直接XRPにアクセスできる。
そのため、XRPL EVMサイドチェーンを通じて、スマートコントラクト実行や分散型金融(DeFi)プロトコルの利用、EVMチェーンへのブリッジなどがメタマスクから可能になる。
✨Sometimes the small details make the difference.
✅ Excited to see the $XRP token listed and recognized on the largest wallet for the first time ever, thanks to the XRPL EVM Sidechain 🚀
🦊 You can try it now on latest @MetaMask version both extension and mobile.
The… pic.twitter.com/Vx2Jc12dUr
— Peersyst Technology (@Peersyst) April 30, 2025
これまでXRPトークンは、イーサリアム(ETH)ベースの分散型アプリケーション(dApps)やDeFiプラットフォームから、技術的な互換性の問題で除外されることが多かった。
EVMサイドチェーンの登場により、XRPLとイーサリアム仮想マシン(EVM)の間に橋を架け、相互のシームレスな連携を可能にする。
メタマスクとの統合は、XRPは広大なDeFi市場へのアクセスを獲得することになり、XRPLエコシステムにとって重要な進展を示すものだ。
今回の統合は、Peersyst Technology社がXRPL EVMサイドチェーンの実装とメタマスクのSnap(拡張機能)連携を担当した。
このSnap連携により、ユーザーはMetaMask内でXRP Ledgerアカウントを管理し、トランザクションに署名し、残高を確認できる。
また、別のウォレットに切り替える必要がなくなり、利便性が向上している。
さらに、Transakとの統合により、MetaMask内で直接XRPを購入することも可能になっている。
Peersyst Technology社は、この成果をソーシャルメディアで発表し、XRPがMetaMaskのインターフェースで初めてネイティブに認識された点を強調した。
ナスダック上場のBTCSは5月21日、約12億円を投じてイーサリアム3450ETHを取得し、保有量は前年比38%増の1万2500ETHとなった。
米証券取引委員会(SEC)は、XRPとドージコインを追跡するETFの審査期限を6月中旬まで延長すると発表した。
米SEC委員長はこのほど、ミームコインの証券性や仮想通貨規制について米下院委員会で説明した。
CMEグループはXRP先物取引を開始。初日に約27億円の取引高を記録し、ソラナの初日取引高を上回った。