米上院議員のデイブ・マコーミック氏はこのほど、BitwiseのビットコインETF(上場投資信託)に多額の投資を行ったことが明らかになった。
最近公開された財務開示情報によると、マコーミック氏は資産運用会社Bitwiseが提供する現物型ビットコインETFである「Bitwise Bitcoin ETF(BITB)」に投資した。投資額は500,001ドル(約7,150万円)から1,000,000ドル(約1億4,300万円)の範囲であると報告されている。
この投資は、同氏の暗号資産(仮想通貨)市場、特にビットコイン(BTC)への関心の高さを示すものと考えられる。Bitwise Bitcoin ETFは、2024年初頭に米国証券取引委員会(SEC)によって承認された複数の現物型ビットコインETFの一つである。
これらの金融商品は、投資家がビットコインを直接購入・保管することなく、規制された証券取引所を通じてビットコインの価格エクスポージャーを得ることを可能にする。機関投資家や個人投資家からの関心を集めている。
今回のマコーミック氏による投資は、その規模から特に注目を集めている。この投資により、同氏は米国議会において、公に知られている中では最大級のビットコイン関連資産保有者の一人となった。
議員による仮想通貨 投資は、利益相反の可能性や規制への影響といった観点から、監視の対象となることがある。政策立案者が成長著しい仮想通貨市場に直接的な利害関係を持つことは、今後の規制議論に影響を与える可能性も指摘される。
近年、米国の政策立案者の間では、仮想通貨に対する関心が高まっている。一部はイノベーションを促進する観点から肯定的な姿勢を示す一方、他の議員は投資家保護や金融システムの安定性に対するリスクを強調している。
マコーミック氏のような著名な議員による大規模な投資は、議会内での仮想通貨に対する見方や、関連法案の審議にどのような影響を与えるか、今後も注目されるだろう。仮想通貨市場の成熟とともに、政治と仮想通貨の関係性も変化していく可能性がある。
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