米証券取引所ナスダックは9日、資産運用会社VanEckが提供するアバランチ(AVAX)のスポットETFの上場申請を米証券取引委員会(SEC)に正式に提出した。
この申請は、投資家に暗号資産(仮想通貨)であるアバランチ(AVAX)への間接的な投資機会を提供することを目的としている。
このETFは商品ベースの信託株式を規制する「ナスダックルール5711(d)」のもとで運営される予定だ。
ETFはAVAXトークンの市場価格に追随し、トークン自体は第三者の管理機関によって保管される。
これにより投資家は仮想通貨ウォレットの管理や仮想通貨取引所の利用なしに、アバランチ市場に参加することが可能になる。
このVanEckアバランチETFの申請は、ビットコインやイーサリアム以外の仮想通貨にも機関投資家が規制された投資手段を求める成長トレンドの一部といえる。
VanEckはこれまでもビットコインやイーサリアムを含む他の仮想通貨ETFを成功裏に上場させてきた実績がある。
アバランチへの投資関心は、そのスケーラビリティと分散化を目指した独自のブロックチェーンアーキテクチャによって高まっている。
アバランチは三層チェーン構造、高いスケーラビリティ、分散型金融(DeFi)アプリケーションのサポート能力で知られており、アルトコインの有力候補となっている。
申請時点でAVAXの価格は18ドル(約2,628円)で、1月の高値41ドル(約5,986円)から大幅に下落しているにもかかわらず、アバランチのインフラと成長可能性への熱意は続いている。
この価格変動の中でも投資意欲が維持されていることは、この資産の長期的な実行可能性への信頼を示している。
VanEckに加え、大手資産会社グレースケール・インベストメンツも独自のアバランチETFを申請しており、アルトコインETF市場での競争は一層激化している。
グレースケールの提案商品は、償還期限前の解約ができないクローズドエンドAVAXファンドを現物ETFに転換することを目指しており、これは資産運用会社がデジタル資産提供を多様化しようとする広範なトレンドを反映している。
SECによるこれらの申請の審査結果は、こうしたETFが投資家に提供できるかどうかを決定づける。
もし承認されれば、アルトコインが従来の投資ポートフォリオの中でより主流として受け入れられる可能性があり、デジタル資産と従来の金融市場への統合における重要な進展となるだろう。
仮想通貨ETF市場は、ビットコインとイーサリアムの成功を受けて拡大の一途をたどっているが、アバランチなどの新たなアルトコインETFの承認は、この市場の多様化と成熟を示す次のステップとなりうる。
SECの決定が注目される中、投資家や市場関係者はこの展開を慎重に見守っている。
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