Nano Labsは、BNBトークン取得のため5億ドルの転換社債契約を締結。BNBチェーンエコシステムでの影響力確保を目指す。
ナスダック上場の中国系Web3インフラ企業Nano Labsは24日、5億ドルの転換社債発行契約を締結した。
調達資金は暗号資産(仮想通貨)バイナンスコイン(BNB)の戦略的取得に充当され、最大10億ドル規模の購入を計画している。
この発表を受けて同社株価は一時107%急騰し、約22ドルまで上昇した。
今回発行される転換社債は無担保で360日満期、利息は発生しない設計となっている。
投資家は1株20ドルの価格でクラスA普通株式への転換が可能で、満期時に転換されなかった場合は元本の償還義務が生じる。
同社は調達した資金を活用してBNBのセキュリティ機能や経済的価値を詳細に評価する予定で、この評価結果に基づいて取得戦略を進める方針を示している。
転換社債と私募を組み合わせた資金調達手法により、最大10億ドル相当のBNB取得を目指している。
Nano Labsの大規模なBNB取得計画は、機関投資家によるアルトコイン保有の新たな潮流を示している。
BNBの流通供給量の最大10%を単一企業が保有することになれば、市場の流動性や価格形成に大きな影響を与える可能性がある。
発表を受けてBNBの価格も約3%上昇し、現在640ドル前後で推移している。
同社の動きは、ストラテジーがビットコイン(BTC)を大量保有する戦略と類似しており、企業の資産多様化戦略として注目されている。
Nano Labsは2024年12月にビットコイン決済の受け入れを開始していたが、今回のBNB取得計画は同社にとってより積極的な新しい仮想通貨戦略への転換を意味している。
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