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xAIのGrok、Kalshiと提携|ビットコイン予測にも応用期待

25.07.2025 16:26 1 分で読了 友也 葉月
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xAIのGrok、Kalshiと提携|ビットコイン予測にも応用期待

イーロン・マスク氏のxAIが、米国の予測市場Kalshiと提携。AIチャットボットGrokを統合し、リアルタイムのデータ分析を提供する。

イーロン・マスク氏が率いるAI企業xAIは25日、米国の予測市場プラットフォームKalshiとの提携を明らかにした

この提携により、xAIのAIチャットボットGrokがKalshiのプラットフォームに統合される。

Grok統合で予測市場の競争が激化

Grokはソーシャルメディアやニュース、データ分析からリアルタイムの洞察を抽出し、利用者に提供する。

KalshiはCFTCの規制下にあるプラットフォームで、現実世界の出来事に関する契約を取引できる。

暗号資産(仮想通貨)での入金も受け付けるが、決済は米ドルで行われる。

今回の提携は、Kalshiの利用者に競争上の優位性を与えることを目的としている。

利用者はマスク氏のソーシャルメディアXのリアルタイムデータを活用し、中央銀行の政策決定や政治動向などについて、Grokによる分析情報を得られる。

Kalshiは6月、仮想通貨投資企業Paradigmが主導するシリーズB資金調達で1億8500万ドルを調達した。

企業価値は20億ドルに達した。

予測市場の分野では、競合のPolymarketも同月にXとの提携を発表している。

Grokの導入は両プラットフォームにおけるマスク氏の広範な戦略の一環と見られる。

このようなプラットフォームは、仮想通貨業界からも高い関心を集めている。

AIと規制金融の融合に向けた一歩

xAIは今回の統合をサポートするため大規模な技術リソースを投入すると約束している。

これにより、Kalshiの利用者体験が向上すると同時に、xAIにとってはGrokの大規模言語モデルの能力を試す機会となる。

AIによる高度な分析は、代表的なデジタル資産であるビットコイン(BTC)などの価格変動要因を予測する上でも応用が期待される。

一方で、提携発表直後にGrok自身がX上でデマだと投稿し、一時的な混乱も生じた。

これはAIのコミュニケーションにおける透明性の課題を浮き彫りにした。

CFTCの規制下にあるKalshiがGrokを導入したことは、規制された金融プラットフォームにおけるAI統合の先例となる。

現在は決済に米ドルが使用されているが、将来的には取引の効率化を図るため、価値の安定したステーブルコインの導入も議論される。

Cryptodnesライター。ブロックチェーン技術から最新のDeFi、NFTトレンドまで、専門知識を基に正確かつ魅力的な記事を執筆。初心者向け解説から専門家向けコラムまで幅広く対応。

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