著名アナリストWilly Woo氏は、強気相場が本格化し、ビットコインからアルトコインへの資金循環が始まったと分析した。
著名な暗号資産(仮想通貨)アナリストのウィリー・ウー氏は19日、本格的な強気相場の兆候が見られるとの分析を公開した。
同氏は、持続的な上昇にはアルトコインへの資金循環、いわゆるアルトシーズンが不可欠との見解を示している。
ウー氏は特にイーサリアム(ETH)の上昇がこの段階への重要な前触れであると強調。
市場の主導権がビットコイン(BTC)の優位から、より広範なアルトコイン市場へと移りつつあることを示唆した。
ウー氏は18日、Bitcoin Vectorのアカウントで公開された分析を引用し、資本がビットコインからイーサリアムへ移行していると指摘した。
ビットコインが12万500ドル前後で安定するにつれて、市場の主導権はイーサリアムに移り始めているという。
Bitcoin Vectorの分析では、サイクルマップが資本のイーサリアムへの回転を示しており、ミッドキャップアルトコインがこれに続き始めていることが確認されている。
Algotrendシグナルはビットコインは安定しているが、イーサリアムが主導権を握っている」ことを裏付けているとしている。
この動きは、アルトコイン市場全体の勢いを増すための土台を築くものと見られている。
歴史的に見ても、ビットコインが史上最高値付近で値固めをする時期には、他の仮想通貨への関心が高まる傾向がある。
ウー氏の19日の投稿では、「本格的な強気相場のすべての特徴が揃いつつある」と述べている。
同氏によると、これらの兆候が現れた際には、必ずアルトコインへの資金循環を伴うアルトシーズンが発生してきた歴史があるという。
イーサリアムの価格上昇は、このパターンを裏付ける重要な指標となっている。
ウー氏は「ETHの発射台の点火は通常、前奏曲である」と表現し、イーサリアムの動きがより大きな市場変動の先駆けとなることを示唆している。
市場の力学がビットコイン単独の上昇から、より包括的な仮想通貨市場全体の成長段階に移行する兆候として、今回の分析は注目されている。
ウー氏の見解が正しければ、今後数週間から数カ月にかけて、アルトコイン市場により大きな注目が集まる可能性がある。
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