ストラテジー社が新型優先株STRCを発行へ。調達資金でビットコインの追加購入を計画しており、同社のBTC保有量は60万BTCを突破した。
ソフトウェア企業のストラテジーは21日、ビットコイン(BTC)購入資金を調達するため、新たな優先株Stretch(STRC)500万株のの発行計画を明らかにした。
同社はビットコイン準備金を拡大し続けており、保有量は60万BTCを超えている。
To view the $STRC press release, prospectus, and investor presentation, along with additional information about $MSTR, $STRK, $STRF, and $STRD, click here:https://t.co/E49eh8zajl
— Strategy (@Strategy) July 21, 2025
この優先株は累積配当型で、当初の配当率は1株あたり額面100ドルに対し年率9%に設定されている。
配当金は取締役会の承認を条件として、8月31日から毎月支払われる予定だ。
調達資金の純額は、主にビットコインの追加購入と運転資金を含む一般的な企業活動に充当される。
一部で20億ドル規模の募集と報道されたが、公式発表では発行株式数と配当条件のみが確認されており、価格や最終的な調達規模は明記されていない。
今回の発表と同時に、ストラテジーはビットコインの追加購入も報告した。
同社は新たに6220BTCを7億3980万ドルで取得し、21日時点での総保有量は60万7770BTCに達した。
これは現在の市場価値で約724億ドルに相当する。
STRCは、同社にとって4番目となる優先株シリーズだ。
過去には1月のSTRK、6月のSTRDなど、同様にビットコインの財務準備金を拡大する目的で優先株を発行してきた。
これまでのシリーズが固定金利であったのに対し、STRCは変動金利と月次配当を導入した点が大きな特徴だ。
ストラテジーは、資本市場を積極的に活用して暗号資産(仮想通貨)の準備金を増やすという一貫した戦略を続けている。
このようなボラティリティの高い資産への投資とは対照的に、多くの企業は価格安定を目指すステーブルコインの活用も検討している。
同社の拡大するポートフォリオと、目的に合わせて設計された金融商品は、デジタル資産を企業戦略の中核に据える明確な設計図を反映している。
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