仮想通貨関連金融サービスのストラテジーが、ビットコイン追加取得を目的とした新規優先株のIPO価格を発表。
暗号資産(仮想通貨)関連の金融サービス大手ストラテジーは6日、新規株式公開(IPO)の価格設定を発表した。
対象となるのは10.00% A種永久ストライド優先株式(STRD株式)で、1,176万4,700株を1株あたり85.00ドル(約1万2,240円)で発行する。
引受割引や諸経費を差し引いた純手取額は、約9億7,970万ドル(約1,411億円)に達する見込みだ。この優先株式は償還期限のない永久優先株式として設計されている。
今回の資金調達の主な目的は、追加のビットコイン(BTC)の取得を含む一般的な企業目的に充てることだ。これは、同社が従来から重視してきたビットコイン保有戦略に沿った動きである。
この資本増強は、デジタル資産への戦略的集中をさらに深めるものと位置づけられる。ストラテジーは、仮想通貨、特にビットコインを中心とした金融サービスプロバイダーとしての地位を確立しており、今回の動きはその評判をさらに強固にするものだ。
ビットコインに次ぐ代表的なデジタル資産として、イーサリアム(ETH)もまた、多くの機関投資家から注目されている。
STRD株式は年率10.00%の配当を提供し、2025年9月30日から四半期ごとに支払われる予定で、インカムゲインを重視する投資家層を対象としている。
ただし、この配当は非累積型かつ非義務的であり、取締役会による宣言があった場合にのみ支払われる。未払いの配当金は繰り越されないため、投資家は注意が必要だ。
決済は慣習的な完了条件を満たすことを前提に、2025年6月10日に予定されている。この永久優先株という仕組みは、企業に資本配分の柔軟性を与えつつ、投資家には高利回り商品を提供するものだ。
ゲームストップは27億ドル(約3942億円)の資金調達を完了。調達資金はビットコインを企業準備資産として購入するために使用される。
中国のマーケティング技術企業Aurora Mobileは、保有現金の最大20%をビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨に割り当てる計画を承認した。
トランプ・メディア運営のTruth Socialは、ビットコインとイーサリアム複合の現物ETFをSECに申請。承認後にNYSE Arcaに上場予定だ。
FlashnetとBraleは、ビットコインのL2上で米国債裏付けのステーブルコインUSDBを今夏ローンチ。Magic Edenが配布を支援。