ストラテジー社は、4020枚のビットコインを427億円で購入したと発表。BTC総保有量は58万枚を超え、年初来利回りは16.8%に到達した。
米ソフトウェア企業のストラテジー(MSTR)は26日、5月19日から23日にかけて4020枚のビットコイン(BTC)を427億円で購入したと発表した。1枚あたりの平均取得価格は1521万円だった。
同社は2025年を通じて積極的なビットコイン購入を続けており、今回の取得により総保有量は58万250枚に達した。
これらのビットコインの総投資額は約5.8兆円で、平均取得価格は1001万円となっている。
今回の購入は、ビットコイン価格が5月22日に一時1570万円を突破する中で実施された。
ストラテジーは市場の変動に合わせて購入タイミングを調整し、長期的な準備資産としてビットコインを蓄積する戦略を継続している。
同社の年初来ビットコイン利回りは5月25日時点で16.8%に達した。この高い利回りは、ビットコイン価格の上昇と戦略的な保有方針の組み合わせによって実現されている。
ビットコインの購入期間中、ストラテジーの取締役らは自社株の売却も行った。
ジャロッド・パッテン取締役は5月16日から21日にかけてクラスA株2650株(約1億5700万円相当)を売却し、アンドリュー・カン最高財務責任者(CFO)も5月23日に2185株(約1億300万円相当)を売却した。
パッテン取締役は4月下旬以降、合計1万7050株(約9億6000万円相当)を売却している。これらの内部者による株式売却は、同社のビットコイン購入戦略と並行して実施されている。
さらに同社は、デジタル資産保管においてビットコインウォレット技術の向上も図っており、長期的な暗号資産(仮想通貨)投資戦略を強化している。
今回の大規模購入は、機関投資家によるビットコイン蓄積パターンを示すものとして注目されており、より広範な仮想通貨市場の動向やストラテジー関連銘柄に影響を与える可能性がある。
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