スタンダードチャータード銀行のデジタル資産リサーチ責任者ジェフリー・ケンドリック氏は28日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の価格予測を発表した。
ケンドリック氏は、ビットコインの今後について、2025年第2四半期に約12万ドル(約1716万円)に達すると予測している。
また、2025年末の目標価格として20万ドル(約2860万円)を維持する考えを示した。
現在のビットコイン価格は、約9.5万ドル(約1358万円)前後で推移しており、2022年11月の安値から約7倍に上昇している。
この強気な予測の背景には、いくつかの要因が存在する。
一つは、米国の投資家動向である。米国の高い国債利回りなどを背景に、投資家が国内資産からビットコインのような代替資産へ資金を再配分する動きが見られる。
また、大口投資家、通称「クジラ」によるビットコインの積極的な買い集めも観測されている。これは市場の供給量を減らし、需要を高める可能性がある。
機関投資家によるビットコインへの関心も高まっている。ビットコインETF(上場投資信託)への投資拡大などが、この傾向を裏付けている。
世界的な地政学的情勢や経済の不確実性も、投資家がビットコインを安全資産として求める動きを後押しする可能性がある。
ケンドリック氏は、ビットコインの過去の値動きから、横ばいの期間の後に大きな価格上昇が起こる傾向があると指摘している。
現在の市場状況は、大きな上昇相場の前触れである可能性を示唆する。
さらに、スタンダードチャータード銀行やドイツ銀行など、伝統的な金融機関が仮想通貨関連事業への関心を再び強めている。
こうした動きは、デジタル資産に対する投資家の信頼感をさらに高める可能性がある。
大手金融機関による今回のビットコインの将来に対する強い楽観的な見方を示す予測は、BTC Bull Token(BTCBULL)のようなプロジェクトへの関心も高めている。
同プロジェクトは、ビットコインの価格上昇に連動するイーサリアム基盤のミームコインだ。
ビットコインが10万ドルを突破した2024年12月にプレセールを開始し、執筆時点までに約510万ドル(約7億8000万円)を調達している。
プレセール価格は1トークン約0.002485ドルで、ビットコインが15万ドル、20万ドルなどのマイルストーンに達するとBTCエアドロップを実施し、12.5万ドルなどでトークンバーンを行う仕組みを持つ。
高APY(最大101%)のステーキングも提供しており、Best Walletなどの仮想通貨ウォレットで購入・管理可能だ。
ビットコインは21日、109,500ドル(約1,575万円)近くまで上昇し史上最高値を記録。株高や米中関係改善が後押しした。
イーサリアム共同創業者ウィルケ氏が10万ETH超をクラーケンに移動したことが、アルトコイン市場の動向に影響を与えている。
国家規模によるMSTR株を通じた間接的なビットコイン投資が拡大。新しい仮想通貨投資戦略として注目される中、BTC関連の新興銘柄が話題に。
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