イーサリアムの新会社The Ether Machineがナスダックに「ETHM」で上場予定。利回り戦略を機関投資家に提供する。
特別目的買収会社(SPAC)のDynamixは21日、暗号資産(仮想通貨)企業The Ether Reserveとの合併合意を報告した。
これにより、両社は統合され、新会社The Ether Machineが設立される。
新会社は15億ドル(約2,205億円)を超えるイーサリアム(ETH)を運用し、機関投資家がイーサリアムにアクセスできる公開手段としては最大規模となる見込みだ。
誕生するThe Ether Machineは、イーサリアム市場において新たな巨大プレイヤーとしての地位を確立する。
新会社は、40万ETH以上を保有し、ステーキングやリステーキング、分散型金融(DeFi)戦略を通じてイーサリアムの利回り生成に特化する。
このアプローチは、機関投資家に対し、イーサリアムへの新たな投資機会と価値創出の道を提供する。利回り戦略には、価格変動の少ないステーブルコインを活用した手法も含まれる可能性がある。
今回の合併は、強固な財務基盤に支えられている。すでに、Kraken、Blockchain.com、Pantera Capitalといった仮想通貨業界の大手投資家から、総額8億ドル(約1,176億円)の株式融資を確保した。
この規模の株式融資は、2021年以降で最大級となる。新会社の経営体制は、アンドリュー・キーズ氏が会長、デビッド・メリン氏がCEO、ジョナサン・クリストドーロ氏が副会長を務める予定だ。
合併完了後、The Ether Machineは米国のナスダック市場に上場し、ティッカーシンボル「ETHM」で取引される予定である。
この発表は市場に好意的に受け止められ、Dynamixの株価は時間外取引で30%急騰した。これは、機関投資家向けのイーサリアム投資手段に対する市場の高い期待を示唆している。
The Ether Machineの誕生は、機関投資家の仮想通貨市場への本格的な参入をさらに加速させる可能性があると見られている。
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