新たな仮想通貨 プレセールが3200万ドル調達、ソラナL2銘柄

暗号資産（仮想通貨）Solaxy（SOLX）はこのほど、開催中の仮想通貨プレセールで3200万ドル（約47億円）の資金調達に成功した。

仮想通貨市場における新たな成長機会

仮想通貨市場では、ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）といった主要通貨の動向と併せて、高いリターンをもたらす可能性を秘めたアルトコインへの関心が高まっている。

Solaxyはその代表例で、高速処理で知られるソラナブロックチェーンの弱点とされるネットワーク混雑や取引失敗の問題に対応するため、2024年12月に開発が始まった。

現在のSOLXトークン価格は約0.0017ドル（約2.5円）であり、ロードマップ通りに進めば今後の価格上昇が期待されている。

Solaxyが解決するソラナの課題

ソラナ（SOL）は高速なトランザクション処理と低コストで知られるブロックチェーンだが、近年のミームコイン取引や分散型金融（DeFi）活動の急増により、ネットワーク負荷が増大している。データによれば、混雑時には非投票トランザクションの最大50%が失敗するという課題がある。

Solaxyはこの問題に対し、オフチェーン処理とロールアップ技術を採用し、複数のトランザクションをまとめてソラナメインネットに戻すという手法で解決を図る。

これにより、取引速度の向上、スケーラビリティの改善、信頼性の向上が期待される。イーサリアムのArbitrumやOptimismが成功した手法をソラナに応用する取り組みといえる。

独自の技術とトークノミクス

Solaxyの特徴は、ソラナとイーサリアム間のブリッジ機能を備え、両ブロックチェーン間の資産移動を容易にすることにある。

これにより、ソラナユーザーはイーサリアムの流動性にアクセスしつつ、ソラナの高速性を維持できる。セキュリティ面では、Coinsultによる監査を受け、コードの安全性が確認されている。

SOLXトークンはSolaxyエコシステム内で主に取引手数料の支払い、ガバナンス参加、ステーキング報酬などに使用される。

特にステーキングプログラムでは年間最大125%のAPY（年率利回り）を提供しており、すでに90億以上のトークンがステーキングされている。トークン供給量の配分は、開発に30%、初期支援者への報酬に25%、流動性確保に10%などが割り当てられている。

今後の展望と投資リスク

Solaxyは2025年内のメインネットローンチを目指しており、取引所への上場後は初期投資家に対して高いリターンをもたらす可能性がある。また、ソラナの将来性と連動し、楽観的な価格予測では、2025年末までに0.032ドル（約4.7円）、2026年末には0.2ドル（約29円）に達する可能性も示唆されている。

一方で、あらゆる仮想通貨投資と同様に、Solaxyへの投資にもリスクがある。プロジェクトの開発遅延、市場全体の下落、競合プロジェクトの台頭など、様々な要因が価格に影響を及ぼす可能性がある。また、規制環境の変化も重要な不確定要素だ。

仮想通貨プレセールへの参加を検討する投資家は、プロジェクトの技術的裏付け、チームの実績、市場における位置づけなどを慎重に評価した上で判断することが重要である。

Solaxy公式サイトを確認する

Hideaki Wakabayashi

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。