シャープリンクがETH準備金拡大のため7650万ドルの資金調達を発表。市場価格を上回る価格設定は、機関投資家の信頼示す。
米ゲームマーケティング企業シャープリンク・ゲーミングは16日、イーサリアム(ETH)の追加取得に向けて7650万ドルの資金調達を実施すると明かした。
普通株式450万株を1株17ドルで機関投資家に発行し、前日終値を12%上回る価格に設定された。
同社は現在84万124ETHを保有する世界最大級の企業保有者として知られ、今回の調達で保有量をさらに拡大する方針だ。
今回の登録済み直接公募は、ナスダック市場における15日終値15.15ドルに対し12%のプレミアムとなる1株17ドルで実施される。
この価格は市場価格だけでなく、同社が保有するおすすめ暗号資産(仮想通貨)の純資産価値をも上回っており、機関投資家の強い信頼を示す条件といえる。
同社のジョセフ・チャロム最高経営責任者は「投資家の1株あたり保有量を増やしながら将来性の高いイーサリアムを蓄積し続けることができる」と述べた。
取引のクロージングは、慣習的な完了条件を満たした上で17日頃に予定されている。
今回の株式購入に伴い、投資家には90日間のプレミアム購入契約が付与される。
この契約により投資家は2026年1月15日までに追加450万株を1株17.50ドルで購入する権利を取得し、これは15日終値に対し19%のプレミアムとなる。
契約が完全に行使された場合、シャープリンクはさらに7880万ドルの総収入を得ることになる。
チャロム氏は「ステーブルコインやトークン化資産においてイーサリアムの個人・機関による採用が加速している証拠が日々増えている」と付け加えた。
今回の公募は、5月30日に米証券取引委員会により効力が認められたフォームS-3ASRに基づく棚卸登録届出書に従って実施される。
A.G.P.アライアンスグローバルパートナーズが単独のプレースメントエージェントを務めている。
英国政府は、米国などの規制動向に対応するため2026年までにステーブルコイン規制を策定する計画だ。国際基準に沿った枠組みを目指す。
リップル社は特別目的買収会社(SPAC)を通じて10億ドル以上を調達し、XRPを追加購入する計画を主導していることが明らかになった。
コインベースは16日、企業向けにUSDCを用いた国際決済サービスを開始した。低コスト・即時決済で従来の送金問題を解決する。
リップルが財務大手GTreasuryを10億ドルで買収。企業の国際送金とデジタル資産管理を革新する新ソリューションの狙いを解説する。