レックス・シェアーズが米国初のステーキング報酬付きソラナETFを発表。仮想通貨を活用した受動的収益獲得への関心が高まっている。
資産運用会社レックス・シェアーズは28日、米国初のステーキング報酬付き仮想通貨ETF(上場投資信託)をローンチする計画を明らかにした。
当該ETFはソラナ(SOL)のパフォーマンスに連動し、オンチェーンでのステーキングを通じた利回り獲得を狙う仕組みだ。
米国証券取引委員会(SEC)は本申請について、これ以上のコメントを行わない方針を示している。
新ETFは「REX-Osprey SOL+Staking ETF」と命名され、レックス・シェアーズとオスプレイ・ファンズの提携で開発された。
本商品はソラナの価格動向を追跡するとともに、保有ソラナをバリデーターに委任してステーキング報酬を得る仕組みを採用している。
この価格追跡と利回り獲得の両立アプローチは、暗号資産(仮想通貨)市場で受動的収益を求める投資家の需要に応えるものだ。
従来の現物仮想通貨ETFとは一線を画す特徴を持つ。また、本ETFは個人投資家と機関投資家双方を対象としている。
米国規制要件遵守のため、C-Corp構造とケイマン諸島子会社を活用する法的枠組みを採用した。
SECは本申請に追加コメントを行わないと回答し、業界内では事実上の青信号と解釈されている。
この動きは、ステーキングを組み込むETFに対する規制当局の態度に変化があったことを示す。
この発表を受け、グレイスケール、ヴァンエック、フランクリン・テンプルトンなど他の資産運用会社も、SECのフィードバックを踏まえ申請書類にステーキング条項を追加した。
現在、7社がソラナ関連ETFを申請しており、ソラナデリバティブ商品に対する機関投資家の関心と競争の激化が窺える。
専門家は、本ETFがソラナエコシステムへの流動性向上に寄与すると予測している。
規制された形でステーキング報酬にアクセスできるためであり、モデルの成功はイーサリアムや他のプルーフ・オブ・ステーク(PoS)方式ブロックチェーンに基づく同様の商品の登場を促す可能性がある。
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